Pleasanter SDK(ソフトウェア開発キット)のご紹介

Pleasanter SDKについて

Pleasanter SDKは、年間サポートサービスのミニ、ライト、スタンダード、プレミアムのいずれかのプランをご契約頂いているユーザ様に提供される開発ツールです。プリザンターを使って自社システムの開発を行っている方、エンドユーザ様向けに開発されている方など、プリザンターで開発を行う皆様にとって効率改善に役立てて頂けるツールとしてPleasanter Management Studioが提供されます。

また、2022年2月リリース版(Pleasanter SDK1.1.0)より「プリザンターをデータストアとして利用した商品検索Webアプリケーション」「プリザンターのサイト設定をExcel形式でインポート/エクスポートするコンソールアプリケーション」のサンプルプログラムの提供を開始しました。

Pleasater Management Studioの機能

プリザンターの開発者向けにスクリプトやCSSのソースコードをアップロードする機能や、開発環境から本番環境など環境移行をサポートする機能などを提供します。各機能はプリザンターのWebサーバを経由せず、SQL ServerまはたPostgreSQLに直接アクセスし動作します。

  1. ソースコードの
    取得・登録
  2. サイト設定の
    環境移行
  3. サイト設定の
    変更履歴取得
  4. 任意のSQL実行
    でのレコード取得

Pleasanter SDK -Pleasanter Management Studioの画面-

機能① : ソースコードの登録・取得

プリザンターでは、スタイル、スクリプト、サーバスクリプトを用いた強力なカスタマイズが可能です。規模の大きなカスタマイズになるといくつものソースコードを管理する必要があり、その場合の多くはソースコードエディタなどを使って開発および管理を行うことになります。実際にプリザンターでコードを試す場合、エディタからプリザンターにソースをコピー&ペーストで転記することになりますが、SDKを使用すれば、ローカルPCに保存された最新のコードを一括で素早くプリザンターにアップロードできるため開発効率がアップします。もちろん、誤って違うコードをペーストしてしまうという人為的ミスも未然に防ぐことができます。
コードのアップロードは変更履歴にも登録されますので、アップロード後に万が一、障害が発生した場合でも変更履歴から正常稼働時に復元可能です。また、ソースコードのアップロード時には、現在登録されているコードがローカルに保存されますので、障害発生時には差分を確認することで原因の特定にも役立ちます。 もちろん、プリザンターにすでに登録してあるコード等を取得しローカルに保存することも可能です。

機能② : サイト設定の移行

開発環境を構築してプリザンターの開発を進めるケースでは、開発環境から本番環境へ移行する際にサイトIDやユーザIDなど、指定された設定を都度変更する必要があります。ですが、SDKを使用すれば、開発環境で指定していたIDを自動的に本番環境で読み替えて実行できるので設定の書き換えが不要となります。移行作業の効率化はもちろん、書き換えミスによる思わぬ誤動作を未然に防ぐことができます。 もちろん、プリザンターにすでに登録してあるサイトの情報を取得しローカルに保存することも可能です。

機能③ : サイト設定の変更履歴出力

プリザンターには、サイト設定の変更履歴を保存する機能がありますが、どのタイミングでどの設定が変更されたかを確認するのはなかなか大変な作業です。ですが、SDKを使用すれば、サイト設定の変更履歴をJSONファイルとしてダウンロードできるので、テキスト比較ツールを使って差分表示をすれば変更箇所が一目瞭然です。ユーザが勝手に設定を変更したことで想定した動作をしなくなってしまった場合など、発生原因となる設定変更を容易に検出することができます。

■ WinMergeを使って変更履歴の差分を表示している例

機能④ : 独自SQLを実行してレコードを取得

Management Studioから独自のSQL分を実行しレコードを取得します。テーブルにどのような値が登録されているかの確認や、Syslogsテーブルに出力されたログを確認しながら開発を行うことができます。

SDKで提供されるサンプルプログラムについて

Pleasanter SDKで提供されるサンプルプログラムは、Visual Studioのソリューションファイル形式で提供されますので、実行するためにはVisual Studio2019以降、および.NET5 SDKがインストールされた環境が必要です。提供されるサンプルプログラムは以下の通りです。

①プリザンターをデータストアとして利用した商品検索Webアプリケーション




②プリザンターのサイト設定をExcelファイル形式でインポートするコンソールアプリケーション
③プリザンターのサイト設定をExcelファイル形式でエクスポートするコンソールアプリケーション


「年間サポートサービス」「トレーニング、技術支援などその他のサービス」について

ご契約いただくことでPleasanter SDKが提供されるプリザンターの年間サポートサービスは、プリザンターの利用範囲や規模に合わせてプランをお選び頂けます。
【一か月あたり15,000円】でご利用いただけるミニプランから、【インシデント数無制限】のプレミアムプランまで4つのプランをご用意しております。
また、基本的な操作方法を習得いただくトレーニングや、プリザンターの導入支援、開発時のテクニカルコンサル、ご要望に合わせた新機能の追加開発など各種のサービスもご用意しております。

Enterprise Editionについて

Enterprise Editionをお使いいただくと、項目数を最大900個まで拡張することができるためプリザンターのパフォーマンスを最大限にご活用頂けます。
また、AGPLで配布されていることから、ソースコード公開の懸念や企業ポリシーなどでOSSライセンスのソフトウエアが利用できない場合には、Enterprise Editionであれば商用ライセンスでの運用も可能です。

お申し込み、お問い合わせ

サポートサービスやEnterprise Editionについて詳しく知りたい、Pleasanter SDK(ソフトウェア開発キット)や27個以上に項目を拡張したプリザンターのEnterprise Editionを試用してみたいなどのご要望は下記のフォームよりお問い合わせください。
※Pleasanter SDKおよびEnterprise Editionのご試用は、オンプレミス版でのみ可能です。ご試用にあたっては簡単なセットアップ作業が必要です。

自動お見積りフォーム

こちらから年間サポートサービスのお見積りを自動で発行できます。

※システム開発もあわせたトータルサポートをインプリムの認定パートナー企業から購入することも可能です。 詳しくは 認定パートナー企業一覧 をご参照ください。

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