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「プリザンター入門」発売中!

プリザンターをAzure App Serviceにサーバレス構成でインストールする

概要

Microsoft Azure の App Service と SQL Database を利用しサーバレス構成でプリザンターの動作環境を構築するための手順を示したものです。

対象 環境・バージョン
Web Microsoft Azure App Service
DB Microsoft Azure SQL Database
ランタイムスタック .NET 10

注意事項

  1. ver1.4.6以降でのインストール時に、CodeDefinerに引数を指定しないで実行した場合、言語:英語、タイムゾーン:UTCでセットアップされますので、必要に応じて言語とタイムゾーンをご指定ください。
    1.ver1.4.5以前をインストールする場合は初回インストール時のCodeDefinerのコマンドが変更されているため、以下ページを参照してください。
    ver1.4.6以降で初回インストール時のCodeDefinerの手順について

前提条件

  1. Azure Portal へのログインが可能であること
  2. Microsoft Azure App Service(Windows/.NET 10)が 1 インスタンス準備できている
  3. Microsoft Azure SQL Database が 1 インスタンス準備できている
  4. Microsoft Azure SQL Database の接続文字列が準備できている
  5. Microsoft Azure SQL Database のファイアウォール設定で App Service および PC からの接続が許可されている

手順

構築手順は以下の通りです。

  1. 事前準備
  2. .NETの設定
  3. プリザンターのダウンロードおよびパラメータ設定
  4. プリザンターの配置
  5. CodeDefinerの実行
  6. プリザンターの起動確認

1. .NET の設定

  1. Azure Portalに接続します。
  2. App Service を開きます。
    Azure Portal で App Service を開いたところ
  3. 作成済みの App Service インスタンスを選択します。
  4. 「構成」メニューの「全般設定」を開き、下図の通り設定します。
    App Service の「構成」の「全般設定」の画面
    App Service の「全般設定」の画面。設定項目の続き

    番号 項目 設定内容
    1 構成 (プレビュー) クリックして選択します
    2 全般設定 クリックして選択します
    3 プラットフォーム 64bit
    4 FTPの状態 無効
    5 Always On オン(※常時接続と表示されることがあります)
    6 スタック設定 クリックして選択します
    7 スタック .NET
    8 .NETのバージョン .NET 10 (LTS)

2. プリザンターのダウンロードおよびパラメータ設定

  1. ダウンロードセンターから、プリザンター最新バージョンをダウンロードします。
    プリザンター1.4.23.3以前をインストールする場合は、GitHubから任意のバージョンのzipファイル(例:Pleasanter_1.4.23.3.zip)をダウンロードします。
  2. ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
  3. パラメータファイルを設定します。
  4. データベースへの接続情報を設定します。
    「pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters\Rds.json」を開き、パラメータを下記の通りに設定し、保存します。

    パラメータ名 値 説明
    Dbms SQLServer リレーショナル・データベースに Microsoft Azure SQL Database を使用。
    Provider Azure リレーショナル・データベースに Microsoft Azure SQL Database を使用。
    SaConnectionString **** Microsoft Azure SQL Database の接続文字列。
    OwnerConnectionString **** Microsoft Azure SQL Database の接続文字列。
    UserConnectionString **** Microsoft Azure SQL Database の接続文字列。
    SqlCommandTimeOut 0 SQL コマンドタイムアウト時間を無期限にする。
    MinimumTime 3 データベースが識別可能な最小時間単位をミリ秒で指定。本パラメータは変更不可。
    DeadlockRetryCount 4 デッドロック発生時の最大再試行回数。
    DeadlockRetryInterval 1000 デッドロック発生時に再試行を行うまでの間隔。
    DisableIndexChangeDetection true バージョンアップ時にデータベースのインデックスの差異を検出しない。
  5. サービス情報を設定してください。
    ご利用のバージョンで設定内容が異なります。
    「pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters\Service.json」を開き、パラメータを下記の通りに設定し、保存します。

    ### ver.1.4.5まで

     |パラメータ名|値|説明|
     |:--|:--|:--|
     |Name|(データベース名)|Azure で作成したデータベース名を設定|
     |TimeZoneDefault|Tokyo Standard Time|既定のタイムゾーンをWindowsで有効な名前で指定(※1)|
    

    (※1) タイムゾーンは以下マニュアルページを参照ください。
    FAQ:プリザンターでサポートしている言語とタイムゾーンのパラメータの設定値を知りたい

    ### ver.1.4.6以降

     |パラメータ名|値|説明|
     |:--|:--|:--|
     |Name|(データベース名)|Azure で作成したデータベース名を設定|
    

3. プリザンターの配置

  1. App Service にてインスタンスを停止します。
  2. Kudu にアクセスします。
  3. App Service の左側のメニューの"開発ツール"から「高度なツール」をクリック
    App Service の左メニューの「開発ツール」。「高度なツール」がある
  4. 移動のリンクをクリック
    高度なツール(Kudu)の画面。「移動」のリンクがある
  5. Kudu のヘッダメニューから「Debug console」>「CMD」をクリック
    Kudu のヘッダメニュー。「Debug console」から「CMD」を選ぶところ
  6. ディレクトリ一覧から「site」をクリックします。選択後、プロンプトが "C:\home\site" になったことを確認します。(ご利用ユーザによってはD:\home\siteの場合もあります。その場合は適宜読み替えてください。)
    Kudu の Debug console。ディレクトリ一覧から「site」を選んだ状態

  7. 「2. プリザンターのダウンロードおよびパラメータ設定」で準備したプリザンターファイルをApp Serviceにアップロードします。

  8. 「pleasanter」フォルダに移動します。
  9. 「Implem.Pleasanter」フォルダを「wwwroot」にリネームします。
  10. wwwroot フォルダを zip 形式で圧縮し「wwwroot.zip」とします。
  11. 「Implem.CodeDefiner」フォルダをCodeDefinerにリネームします。
  12. CodeDefiner フォルダを zip 形式で圧縮し「CodeDefiner.zip」とします。
  13. wwwroot.zip と CodeDefiner.zip を Kudu の Size をターゲットにドラッグアンドドロップし、展開されて格納されたことを確認します。
    Kudu の Debug console。wwwroot.zip と CodeDefiner.zip が展開されて格納された状態

4. CodeDefiner の実行

  1. Kudu のディレクトリ一覧から CodeDefiner を選択し、 プロンプトが C:\home\site\CodeDefiner となることを確認します。
  2. 以下のコマンドを実行して、CodeDefinerを実行します。
    ※下記コマンドは初回インストール時にのみ実行します。
dotnet Implem.CodeDefiner.dll _rds /p C:\home\site\wwwroot /l "<言語>" /z "<タイムゾーン>"
引数 設定例 説明
/l ja Service.jsonのDefaultLanguageの値を書き換えます(※1)
/z Tokyo Standard Time Service.jsonのTimeZoneDefaultの値を書き換えます(※1)

(※1) 言語、タイムゾーンは以下マニュアルページを参照ください。
FAQ:プリザンターでサポートしている言語とタイムゾーンのパラメータの設定値を知りたい

日本語環境でご利用する場合は以下コマンドとなります。

dotnet Implem.CodeDefiner.dll _rds /p C:\home\site\wwwroot /l "ja" /z "Tokyo Standard Time"

5. プリザンターの起動確認

  1. App Serviceにてインスタンスを起動します。

  2. ブラウザでプリザンターのログイン画面を開き、「ログインID: Administrator」、「初期パスワード: pleasanter」を入力し、「ログイン」ボタンをクリックします。
    プリザンターのログイン画面。ログインIDと初期パスワードを入力する

  3. ログイン後に「Administrator」ユーザーのパスワード変更を求められるので、任意のパスワードを入力し、「変更」ボタンをクリックします。
    初回ログイン後に表示される、Administrator のパスワード変更画面