Dockerイメージのプリザンターをバージョンアップする
.NET 8 のサポートは2026年11月10日に終了します
プリザンター 1.4 のDockerイメージには、2026年11月10日にマイクロソフトによるサポートが終了する .NET 8 が含まれています(.NET および .NET Core の公式サポート ポリシー)。プリザンター 1.5 のDockerイメージには .NET 10 が含まれているため、.NET を別にインストールする必要はありません。
移行の作業は、開発元のエンジニアに任せることもできます。製品サイトのプリザンターのバージョンアップ・環境移行を参照してください。
以下は、Docker Hubで公開されているプリザンターの公式Dockerイメージを利用する手順です。
概要¶
下記のいずれかの手順でセットアップしたプリザンターをバージョンアップする手順です。
- Dockerで起動する
- Dockerイメージを使用しパラメータを既定値から変更して起動する
- Dockerイメージを使用しDBにMySQLを指定して起動する
- Dockerイメージを使用しDBにSQL Serverを指定して起動する
注意事項¶
- ver1.4.5以前で実施する場合はCodeDefinerのコマンドが変更されているため、下記のページを参照してください。
ver1.4.6以降で初回インストール時のCodeDefinerの手順について - 本ページの手順は、プリザンターをすぐに試したいユーザのために、PostgreSQLコンテナをプリザンターと同一のDocker構成に含めた複数コンテナ構成を採用しています。この構成は本番運用を想定したものではありません。
- 本番運用では、データベースコンテナが性能上のボトルネックになります。別ホスト上のデータベースとすることを強く推奨します。
操作手順¶
利用している状況に応じて、下記の手順を順に実施してください。
| 利用している状況 | 実施する手順 |
|---|---|
| パラメータを既定値のままで利用している | 1 → 5 → 6 → 7 |
| パラメータを既定値から変更して利用している | 1 → 3 → 4 → 5 → 6 → 7 |
| バージョンアップと合わせてパラメータを既定値から変更して利用する | 1 → 2 → 4 → 5 → 6 → 7 |
DBにSQL Serverを利用している場合
「Dockerイメージを使用しDBにSQL Serverを指定して起動する」でセットアップした環境は、パラメータファイルなどをコンテナイメージに含めてビルドする構成です。手順5の後に、同ページの「2. コンテナイメージをビルドする」を参照してコンテナイメージをビルドしてから、手順6以降を実施してください。
1. プリザンターの停止¶
下記のコマンドを実行し、プリザンターを停止します。
2. パラメータ格納用フォルダ準備、compose.yaml修正¶
今回のバージョンアップで利用環境に合わせたパラメータの変更を行う場合は、下記の作業を実施します。作業の詳細は「Dockerイメージを使用しパラメータを既定値から変更して起動する」の操作手順 1. を参照してください。
-
app_data_parametersフォルダの作成
プロジェクトディレクトリに「app_data_parameters」を作成します。
-
compose.yamlファイルの修正
compose.yamlを「Dockerイメージを使用しパラメータを既定値から変更して起動する」の「1-4 compose.yamlファイル」の2.に記載の内容に書き換えます。
3. パラメータファイルのマージ¶
現行バージョンの運用中、app_data_parametersフォルダにパラメータファイルを格納していた場合は、下記の手順を実施します。
手順を確認する
1. パラメータファイルのバックアップ¶
- 現行パラメータファイルをバックアップします。このバックアップは手順3.3.1.で使用します。パラメータファイルはDockerイメージをマニュアル通りにセットアップした場合、app_data_parametersフォルダ内のjsonファイルとなります。
-
拡張機能を利用していない場合は本手順は不要です。 拡張機能で設定した現行パラメータファイルをバックアップします。このバックアップは手順3.4.1.で使用します。拡張機能で設定したファイルはDockerイメージをマニュアル通りにセットアップした場合、app_data_parametersフォルダ配下にある以下サブフォルダ内のファイルとなります。
サブフォルダ名 拡張機能名 備考 CustomDefinitions 拡張項目 組織、グループ、ユーザに項目を追加した際に生成されるフォルダ ExtendedFields 拡張フィールド ExtendedHtmls 拡張HTML ExtendedNavigationMenus 拡張ナビゲーションメニュー ExtendedScripts 拡張スクリプト ExtendedServerScripts 拡張サーバスクリプト ExtendedSqls 拡張SQL ExtendedStyles 拡張スタイル
2. アプリケーションの準備¶
- ダウンロードセンターから、次期バージョンのプリザンターをダウンロードします。
- ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
- 解凍したフォルダの「\pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters」およびサブフォルダに格納されているファイルを、次期バージョンのパラメータファイルとします。
3. パラメータ再設定¶
- 手順3.2.3.で準備した次期バージョンのパラメータファイルに対して、現行で設定済みの内容を反映します。WinMergeなどのファイル比較・マージツールを利用して次期バージョンのパラメータファイルと手順3.1.1.で取得した現行バックアップファイルのパラメータファイルを比較しながら次期バージョンのパラメータファイルを修正します。
Service.jsonが配置されている場合は、TimeZoneDefaultが正しい値か確認してください。TimeZoneDefaultにはPleasanterをインストールするサーバのOSで有効なタイムゾーンを設定してください。(Windowsなら"Tokyo Standard Time"など、Linuxなら"Asia/Tokyo"など)
FAQ:プリザンターでサポートしている言語とタイムゾーンのパラメータの設定値を知りたい - app_data_parametersフォルダ内のパラメータファイルを、次期バージョンのパラメータファイルに差し替えます。
4. 拡張機能の再設定¶
拡張機能を利用していない場合は本手順は不要です。
- 手順3.2.3.で準備した次期バージョンの拡張機能用パラメータファイルに対して、現行で設定済みの内容を反映します。WinMergeなどのファイル比較・マージツールを利用して次期バージョンの拡張機能用パラメータファイルと手順3.1.2.で取得した現行バックアップファイルの拡張機能用パラメータファイルを比較しながら次期バージョンの拡張機能用パラメータファイルを修正します。
- app_data_parametersフォルダ配下のサブフォルダ内の拡張機能用パラメータファイルを、次期バージョンの拡張機能用パラメータファイルに差し替えます。
4. パラメータファイルの新規追加¶
app_data_parametersフォルダに新しいパラメータファイルを追加し、既定値から変更する場合は、下記の手順を実施します。
手順を確認する
- ダウンロードセンターから、次期バージョンのプリザンターをダウンロードします。
- zipファイルを解凍します。
- 解凍したフォルダの「\pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters」に格納されている、対象のパラメータファイルをapp_data_parametersフォルダ配下にコピーします。
- コピーしたパラメータファイルを編集します。
5. ファイルに記載のバージョンを変更¶
「.env」の「PLEASANTER_VERSION」を確認します。設定値が「latest」の場合は変更不要です。「6. CodeDefinerの実行」以降を実施します。
直接バージョンを指定している場合は、次期バージョンとして「Docker Hubで公開されているバージョン番号」または「latest」に変更した後、「6. CodeDefinerの実行」以降を実施します。
6. CodeDefinerの実行¶
-
下記のコマンドを実行し、パラメータ用volumeをクリアします。{{プロジェクトディレクトリ名}}は利用環境に応じて適宜修正してください。
例えば、プロジェクトディレクトリが「pleasanter」の場合は、下記のコマンドとなります。
-
CodeDefinerを実行します。
Dockerイメージを使用する場合に限り、バージョンアップ時のコマンドに
/l、/zの引数設定が必要です。引数 設定例 説明 /l ja Service.jsonのDefaultLanguageの値を書き換えます 1 /z Asia/Tokyo Service.jsonのTimeZoneDefaultの値を書き換えます 1 日本語環境で利用する場合は、下記のコマンドとなります。
途中で 「Type "y" (yes) if the license is correct, otherwise type "n" (no).」 と表示されたら Y を入力してください。
コンソールログに下記のようにバージョンが出力されます。ここで表示されるバージョンは常に「Docker Hubで公開されている最新のプリザンターのバージョン」となります。このコンソールログ表示の仕様は、「.env」の「PLEASANTER_VERSION」に最新よりも前のバージョンを指定した場合も同様ですが、データベースは「PLEASANTER_VERSION」に準拠した内容で作成されますので、プリザンターの動作上の問題はありません。
7. プリザンターの起動確認¶
-
下記のコマンドを実行し、プリザンターを起動します。
-
ブラウザで下記のURLを開き、プリザンターにログインしてください。
-
ナビゲーションメニューの「ヘルプ」-「バージョン」を選択し、バージョンが正しいことを確認してください。
