PURPOSE
棚卸も設備点検もOSSで無料でできる
QRコードにスマホをかざすだけ
QRコードに
Excelの資産台帳・備品台帳や、工場の設備点検・保全の記録を、ブラウザから使える台帳システム(Webデータベース)に。QRコードを貼っておけば、スマートフォンで読み取るだけで、その設備や資産の画面を開いて確認・記録できます。オープンソースのプリザンターなら、無料で始められます。
資産・備品の管理や設備点検、こんなことに困っていませんか
- 台帳がExcelで部門ごとに分かれていて、探している資産がどこにあるか分からない
- 件数が増えてファイルが重くなり、検索や絞り込みに時間がかかる
- 棚卸の作業が大変で、多忙な時期は実施されず、誰が未実施なのかも分からない
- 貸し出した備品が、いま誰の手元にあるのか追えない
- 工場の設備点検は紙の点検表で、結果を後からExcelに入力し直している。紙の束が残るだけで、過去の結果を探せない
- 点検の漏れや、定期点検の期限切れに気づくのが遅れる
- 資産管理のシステムは費用が高く、保守の終了で入れ替えも必要になった
探しやすく、一覧で見やすい台帳に
プリザンターは、ブラウザから使えるWebデータベースです。Excelの台帳をCSVで取り込めば、全員が同じ最新の台帳を見ながら、すばやく探して更新できます。
- 一覧で、部署・設置場所・状態・購入日など複数の条件を組み合わせて絞り込めます
- よく使う絞り込みと並び順は「ビュー」として保存し、ワンクリックで呼び出せます
- 横断検索で、キーワードから全ての台帳をまとめて探せます
- 一覧の画面のまま、表のように直接編集できます
- 資産の写真を登録すれば、画像ライブラリで見た目から探せます
- 件数が多くても軽快に動きます(下の導入例では、約39万件の台帳を1台のサーバーで運用)
1つの仕組みで、いろいろな台帳を持てる
プリザンターでは、管理したいものごとに台帳(テーブル)を作ります。項目は画面の操作で追加・変更できるので、次のようなものを同じ仕組みで管理できます。
- 工場:生産設備・計測器・金型・治具・工具
- 情報システム:パソコン・通信機器・ソフトウェアライセンス
- 総務・庁舎:公用車・社用車・鍵・備品・OA機器・防災用品・保管ファイル
情報システムと総務の台帳は、下のとおりテンプレートを標準で用意しています。工場の設備や計測器の台帳は、テーブルを作り、管理番号・設置場所・校正日といった自社の項目を足して作ります。
QRコードを貼って、スマートフォンで読み取る
プリザンターの台帳は、1件ごとに専用のURLを持っています。そのURLをQRコードにして資産や備品に貼っておけば、スマートフォンのカメラで読み取るだけで、その資産の画面が開きます。
1. 読み取って、その場で情報を確認・更新する
機材や備品に、台帳のURLのQRコードを付けた伝票やシールを貼っておき、現場で読み取って状況を確認・更新します。
ジェイ・エヌ・エスでは、お預かりした機材の入出庫をプリザンターの台帳で管理し、そのURLのQRコードを付けた伝票を印刷して貼り付けています。
2. 工場の設備点検・棚卸の結果を、その場で記録する
設備や資産に貼ったQRコードを読み取り、点検の結果や確認日を入力します。異状があれば、その場で管理者に通知できます。
TBKでは、各設備に貼ったQRコードをスマートフォンで読み取って点検結果を記録し、異状があれば管理者に通知する仕組みを使っています。
3. 読み取るだけで、状況を更新する
QRコードを読み取ると、APIを通じて状況が自動で更新される仕組みも作れます。
りそな銀行では、書類の送付書に印字したQRコードをバーコードリーダーで読み取るだけで、プリザンター上の状況が「受領済み」に変わる仕組みを構築しています。
※ QRコードを作る機能はプリザンターの標準にはありません。台帳のURLを一般的なQRコード作成ツールでQRコードにするか、スクリプトで台帳の画面にQRコードを表示して印刷します(作り方は技術者向けの説明をご覧ください)。
工場の設備点検・保全を、紙からスマートフォンへ
紙の点検表では、結果を後から入力し直す手間がかかり、過去の結果を探すのも大変です。プリザンターなら、設備に貼ったQRコードから点検記録を入力し、その場でデータとして残せます。
設備の画面から、その設備の点検記録を作る
設備台帳と点検記録のテーブルを「リンク」で親子につなぐと、設備の画面に、その設備の点検記録の一覧と新規作成のボタンが表示されます。QRコードで設備の画面を開けば、どの設備の点検かを選び直さずに記録できます。点検の件数は「サマリ」で設備台帳に集計できます。
写真も残し、異常はその場で知らせる
点検時の写真は、レコードの内容・説明・コメントの項目に登録できます(Androidでカメラ撮影した画像を登録するには、パラメータ設定でカメラ起動ボタンを有効にします)。判定が「異常」になったときだけ知らせるといった条件を付けて、メール・Teams・Slackなどへ通知できます。
定期点検の予定と期限切れを見える化する
設備台帳を「期限付きテーブル」で作り、「完了」の項目(表示名は「次回点検日」などに変えられます)に次の点検の予定日を入れておくと、次のことができます。
- 一覧のフィルタで「期限が近い」「期限超過」の設備だけを絞り込み、ビューとして保存する
- リマインダーで、期限が近い設備や期限を過ぎた設備の一覧を、毎日・毎週などの周期でメールやチャットに送る(サーバー側でリマインダー機能の有効化が必要です)
- 点検が済んだら次回点検日を更新する。点検記録の保存に合わせた更新は、サーバスクリプトで自動化できます
ユーザマニュアル:レコードの検索(期限が近い・期限超過)
ユーザマニュアル:リマインダー
ユーザマニュアル:リマインダー機能を有効化する
製造業のTBKでは、紙で行っていた工場の設備点検の記録をプリザンターに移し、各設備に貼ったQRコードから点検結果を入力しています。基本的にユーザー部門が作成し、コーディングが必要な場合に情報システム部門がフォローする体制です。事例を読む
資産管理・備品管理のテンプレートを標準で用意
テンプレートを選ぶだけで台帳を作れます。自社の管理項目に合わせて、項目の追加も画面の操作で行えます。
- パソコン資産管理・通信機器資産管理・ソフトウェアライセンス管理
- パソコン貸出管理・パソコン持出し管理・備品貸出
- OA機器・コピー機・複合機・消耗品
- 鍵・社用車・防災用品・保管ファイル
設備点検のテンプレートは標準にはありません。設備台帳・点検記録のテーブルを作って項目を足します。作ったテーブルの構成は「サイトパッケージ」として書き出し、ほかの工場や部署の環境に取り込めます。
導入の3ステップ
1. テンプレートを選ぶ(またはテーブルを作る)
資産や備品の台帳はテンプレートから、設備点検の台帳はテーブルを作って項目を足します。項目の表示名は自社の呼び方に変えられます。
2. いまのExcelの台帳を取り込む
Excelの台帳をCSVで保存し、テーブルにインポートします。管理番号などをキーにして、取り込み済みのレコードを更新することもできます。
3. QRコードを印刷して貼る
各レコードのURLをQRコードにして印刷し、設備や資産に貼ります。あとはスマートフォンで読み取って、確認・記録するだけです。
Excel・専用のクラウドサービスとの違い
資産や設備の台帳を持つ方法は、大きく3つあります。どれが合うかは、費用・データの置き場所・自社に合わせて変えたい範囲で決まります。
| 比べる点 | Excel | 専用のクラウドサービス(一般) | プリザンター |
|---|---|---|---|
| 費用 | 手元のExcelで始められる | サービスの利用料がかかる | Community Editionは無償。利用者の人数・期間に制限なし。本番運用のサポートは有償 |
| 項目や画面の変更 | 自由だが、ファイルごとに形式がばらつきやすい | サービスが用意した範囲で設定する | 画面の操作で項目を追加・変更。スクリプト・APIで拡張もできる |
| データの置き場所 | パソコンやファイルサーバー | 提供元のクラウド | 自社のサーバーや自社で管理するクラウドに構築できる(クラウド版もあり) |
| 複数の人での利用 | ファイルを共有すると、最新版が分かりにくい | ブラウザやアプリで同じデータを見る | ブラウザで全員が同じ最新の台帳を見る。権限を細かく決められる |
| QRコード | 別に仕組みを用意する | サービスによって発行機能がある | 発行機能は無い。レコードのURLをQRコードにして使う |
技術者向け:どう作るか
情報システム部門やSIerの技術者の方に向けて、テーブルのつなぎ方と、使う機能、コードの例をまとめます。
データモデル:設備台帳・点検記録・異常報告
使う機能とマニュアル
| やりたいこと | 使う機能 | ユーザマニュアル |
|---|---|---|
| 設備と点検記録をつなぐ | リンク(親子関係)・サマリ(子の件数を親に集計) | リンク サマリ |
| 異常のときだけ知らせる | 通知(変更前・変更後の条件をビューで指定) | 通知 |
| 期限の近い点検を知らせる | リマインダー(日付の項目・周期・条件のビューを指定) | リマインダー |
| 画面にQRコードを表示する | HTML(外部のJavaScriptライブラリの読み込み)・スクリプト | HTML スクリプト |
| 保存に合わせてほかの台帳を更新する | サーバスクリプト(items.Update・items.Create) | items.Update items.Create |
| ほかの端末やツールから状況を更新する | API(レコード更新) | レコード更新 |
| 開発・検証の環境から本番へ移す | サイトパッケージ(テーブルの構成をJSONで書き出し・取り込み) | サイトパッケージ |
QRコードを台帳の画面に表示する
プリザンター自体にはQRコードを作る機能がないため、QRコードを作るJavaScriptのライブラリを使います。テーブルの管理の「HTML」でライブラリを読み込み、「スクリプト」で編集画面を開いたとき($p.events.on_editor_load)に、レコードのID($p.id())からそのレコードのURLを組み立てて描画します。ジェイ・エヌ・エスでは、伝票に入れるQRコードをQRCode.jsというライブラリで作っています。
ユーザマニュアル:HTML
ユーザマニュアル:$p.events.on_editor_load
ユーザマニュアル:$p.id
APIで状況を更新する
QRコードを読み取った端末やツールから、レコード更新のAPIを呼び出して状況を変えられます。URLにはQRコードから読み取ったレコードIDを入れます。
curl -X POST \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"ApiVersion": 1.1,
"ApiKey": "{APIキー}",
"Status": "900"
}' \
"http://{サーバー名}/api/items/{レコードID}/update"
Status の 900 は、状況の項目の既定の選択肢で「完了」です。選択肢は値と表示名で追加・変更できるので、「受領済み」などの自社の状況を足して、その値を指定します。APIキーは、あらかじめ作成しておきます。
サーバスクリプトで、保存に合わせた処理を書く
点検記録を保存したときに設備台帳の次回点検日を更新する、判定が「異常」なら異常報告を作る、といった処理は、サーバー側で動くJavaScriptのサーバスクリプト(「サーバースクリプト」とも表記します)で書けます。
権限・認証・変更履歴
見られる人・変更できる人を、テーブル・レコード・項目の単位で決められます。LDAPやSAMLによる認証に対応し、レコードの変更はバージョンとして履歴に残るので、いつ・誰が・何を変えたかをあとから確認できます。
ユーザマニュアル:レコードのアクセス制御
ユーザマニュアル:項目のアクセス制御
ユーザマニュアル:LDAP認証
ユーザマニュアル:SAML認証
ユーザマニュアル:レコードの変更履歴から復元
動作環境
WindowsとLinuxのどちらでも動き、データベースはSQL Server・PostgreSQL・MySQLから選べます。Dockerでも起動できます。自社のサーバーや、自社で管理するAWS・Azureなどに構築できます。
この仕組みを、お客様に提案・構築したいIT企業の方へ
プリザンターには認定パートナー制度があります。インプリムの技術・営業の支援を受けながら、プリザンターを使った導入支援を事業にできます。
ずっと無償で商用利用できる
- 日本国内で開発されているオープンソース。Community Editionは無償で、使える期間に制限はありません
- 利用者の人数にかかわらず無償で、商用利用もできます。全社員で台帳を使っても、ソフトウェアの費用はかかりません
- 自社のサーバーや、自社で管理するAWS・Azureなどに構築できます
本番運用で開発元の技術支援を受けたい場合は、年間サポートサービス(有償)をご利用いただけます。契約すると、商用ライセンスと拡張機能を含む Enterprise Edition を使えます。全社で使う規模に向けて、大規模運用サポート機能を使えるプランもあります。
庁舎の備品や公用車の管理にも
官公庁・自治体の備品台帳や公用車の管理にも使えます。
- 自社(庁内)のサーバーに構築でき、インターネットにつながない環境でも使えます
- オープンソースで、Community Editionはライセンスの費用がかかりません。利用者の人数による費用もかかりません
- 構築や運用を任せたい場合は、全国の認定パートナーに相談できます
資産管理・備品管理・設備点検の導入事例
異状があれば、その場で管理者に通知しています。

約39万件の備品台帳を、1台のサーバーで
保守サポートの終了が迫った備品管理システムを、認定パートナーがプリザンターで作り直した例です。40列以上・約39万件のデータが1台のサーバーでストレスなく動き、約1万人が利用しています。以前のシステムの画面に合わせたことで大きな混乱なく使えていること、データを利用者自身で自由に扱えることが評価されています。
次の段階として、工程ごとにQRコードを貼り、読み取ってステイタスを入力する仕組みの試作を進めています(事例の公開時点)。

台帳のURLのQRコードを付けた伝票を印刷し、機材に貼って管理しています。

スマートフォンやタブレット端末などの貸与品の棚卸管理を実現しました。

プリザンターが向かないケース
次のような場合は、資産管理・設備保全専用の製品やSaaSのほうが適している場合があります。
- センサーで設備の状態を常に監視し、故障の兆しを自動で見つける予兆保全をしたい:標準の機能にはありません。外部の仕組みからAPIで測定値を登録することはできますが、収集と分析の仕組みは別に用意します
- ラベルプリンターやハンディターミナルと一体になった専用の機器で運用したい:QRコードやラベルを作って印刷する機能は標準にはありません。台帳のURLをQRコードにして貼る形になります
- サーバーを運用する体制がない:オンプレミスでは、構築・バックアップ・バージョンアップを自社で行います。認定パートナーに任せることも、クラウド版のPleasanter.netを使うこともできます
よくある質問
QRコードを作る機能はありますか?
標準の機能にはありません。台帳の各レコードのURLを、一般的なQRコード作成ツールでQRコードにして使います。画面にQRコードを表示したい場合は、JavaScriptのライブラリとスクリプトで作れます(技術者向けの説明)。
電波の届かない場所(オフライン)でも使えますか?
プリザンターは、ブラウザからサーバーにアクセスして使うWebアプリです。ネットワークにつながらない状態での入力には対応していません。インターネットにつながない工場や庁舎でも、社内のネットワークにサーバーを置けば使えます。
自社のサーバー(オンプレミス)で使えますか?
使えます。WindowsとLinuxのどちらでも動き、データベースはSQL Server・PostgreSQL・MySQLから選べます。自社で管理するAWS・Azureなどにも構築できます。
オンプレミスで使えるノーコード・Webデータベース
件数が多い台帳でも使えますか?
導入例では、40列以上・約39万件の備品台帳を1台のサーバーで運用し、約1万人が利用しています。サーバーの目安は、ユーザマニュアルの推奨スペックをご覧ください。なお、デモ環境は1テーブルに登録できるレコードが1,000件までです。
ユーザマニュアル:推奨スペック
スマートフォンで使えますか?
スマートフォンのブラウザから使えます。専用のアプリは要りません。テーブルごとに、モバイル端末向けのレスポンシブデザインを有効にできます。
ユーザマニュアル:スタイル(レスポンシブ)
費用はかかりますか?
Community Editionは無償です。利用者の人数や使える期間に制限はなく、商用利用もできます。本番運用で開発元の技術支援を受けたい場合は、年間サポートサービス(有償)をご利用ください。
年間サポートサービス
お役立ちコンテンツ
プリザンター(Pleasanter)をより便利に活用するための学習・サポート情報をまとめています。
初心者から運用担当者まで、実践に役立つノウハウや事例をご紹介。
-
お悩み解決動画
皆さまからお寄せいただいたプリザンターのお悩みを動画で解決します。
-
関連ブログご紹介
プリザンターに関連したバラエティに富んだブログ記事の新着をお届けします。
-
ユーザマニュアル
はじめて触る方向けの基本説明からカスタマイズに必要な開発者向け情報まで。
プリザンターの導入をご検討中の方へ
いまの資産台帳・備品台帳や設備点検をどう移せるか、QRコードの使い方や費用、進め方など、お気軽にご相談ください。
