特別連載記事②:プログラミング未経験からプリザンターエンジニアに【CCS編】「"ローコードツール"としてのプリザンターを活用するまで」
ユーザーサポートチームに加わってしばらくすると、ノーコードでは対応が難しいお問い合わせが増えてきました。柔軟に機能を拡張できるスクリプト機能を使えばお客様の要望を叶えられそう……。
本章では、森山さんがいかにしてスクリプトを学び、"ローコード"ツールを扱うDX人材になっていったのか、その実際の取り組み内容や姿勢に迫っていきます。
プリザンターの利用が拡大していくなかで、次第にユーザからの問い合わせ内容も技術的に高度なものが増加し、ノーコードでは解決できない要求が増えてきました。スクリプトを書けば標準機能では実現できない機能も拡張できるローコードツールとしてのプリザンターの強みを活かすため、森山さんはJavaScriptの学習に着手することを決意します。
「自社の先輩方が残してくれたプリザンターのブログ記事や自社で出版した解説書の活用はもちろん、プリザンターの認定パートナー向けに提供されるインプリムの支援メニューも最大限に利用しよう」という気持ちで課題に向き合います。
より多くのお客様の課題を解決するために森山さんが実施したポイントは下記3点。それぞれ詳しく解説します。
①CCSで出版した書籍「プリザンター逆引き辞典」「スクリプトサンプル集」とインプリムのマニュアルの相互活用。
CCSは具体的な利用シーンに応じた解説書を出版しているため、実際に顧客から要望がありそうなシーンを想定して手を動かしていました。
サンプル集を元にスクリプトを作成して「あれも出来そう、これも出来そう」と、関連する機能をインプリムのマニュアルで検索。マニュアルのサンプルスクリプトをもとにして試行錯誤を繰り返しスクリプトについての理解を深めました。
②パートナー限定の勉強会・Slackの活用
プリザンターのパートナー企業は限定コミュニティに参加することが出来ます。
①では基礎知識を着けていきましたが、調べても解決出来ないことや分からない部分がある際には月に1度オンラインで開催される「認定パートナー限定の勉強会」でインプリムのエンジニアに直接質問をしてその場で疑問を解消。
過去の問い合わせも検索が出来るので、他のパートナー企業が課題に感じた内容もキャッチアップすることができ、効率的にプリザンターの理解を深めることに役立ったといいます
また、パートナー企業同士のコミュニティとして用意されているSlackも活用して個別の課題もクリアをしていきました。
③年間サポートサービスの活用
実際のクライアントからのお問い合わせで、自身では回答が難しい場合は、年間サポートサービスを活用してインプリムのサポートエンジニアに直接問い合わせできることは大きな安心感があったといいます。
またアドバイスだけでなく、ログ分析の協力やサンプルプログラムの提供もあるので、より実践的に自身の勉強や社内のナレッジとしても蓄積することが出来ます。
以上のように書籍やマニュアルで基礎知識を学習しつつ、個別の課題は勉強会やサポートサービス等を活用して解決。
そして、実際に学んだ知識や技術は、ブログやコミュニティを通じて積極的に発信することにも取り組んでいます。
「進めて行くなかで大事なことは、お客様のお問い合わせ内容の背景や実現したいことを聞くことです。今、困っていることだけではなくやりたいことを聞いてみると、お客様が考えている方法とは別の手段で実現出来ることも多くあります。」と出来る範囲が広がったローコードのプリザンターも使いこなす森山さんでした。
次回、最終回は実際にDX人材となった森山さんの最新の取り組みに迫りたいと思います!
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https://pleasanter.org/lp/partner_lp_202405