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2020/12/04

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ユーザ寄稿:導入事例から見る・企業がプリザンターを導入するメリット(前編)

プリザンターの魅力



プリザンターは、国産オープンソースソフトウェア(OSS)のローコード開発プラットフォームです。ノンコーディングで、本格的なWebアプリの開発ができることに加え、ハイパフォーマンスな高速表示が可能になっています。
また、プリザンターのUIはテーブルをベースにしておりExcelライクに使えるので、初心者にも馴染みやすい設計になっています。親しんだ画面操作で情報を一元管理できるため、従来のように膨大なExcelシートや各種のツールをいちいち使い分けて閲覧・修正・コメントしたり、またそれぞれの情報の突き合わせを行うといった必要やファイルの世代管理などに注意を払う必要性がありません。部門やチームによってバラバラな業務アプリケーションの操作方法を取得することに時間を使う必要無しに、プリザンターにツールを一本化して大部分のマネジメントタスクを回していくことができるようになります。チーム間の複数メンバーの間で情報共有が可能となることから、ストレスフリーな「マネジメントの快適化」を実現することができます。
2020年4月現在、プリザンターはオープンソースとして世に送り出されてから、わずか3年余りでいくつもの賞が授与されました。これらの実績と、多くの企業による数々の高い評価は、プリザンターの優れた機能を裏づけています。
既に10,000を超える企業・ユーザーが多くの作業をプリザンターでシステム化し、個々の業務に柔軟に合わせてカスタマイズを行いシステム運用に役立てています。
ここでは、プリザンターがなぜ企業に高く評価され導入されているのかを紹介します。
また次編以降では具体的な企業の導入事例の中に、プリザンターが採用される理由を探っていこうと思います。

なぜ企業にプリザンターが導入されるのか



プリザンターのどんな点が評価されて多くの企業に導入されているのでしょう。ここでは大きく5つのポイントに注目してみました。

(1) 国産オープンソースソフトウェアであること



プリザンターは、オープンソースソフトウェア(OSS)です。つまり、作成者がソースコードを無償で公開していて、利用や改変、再配布が自由に許可されています。他の代表的なOSSとしては、OSではLinuxがそうですし、データベースのMySQL、プログラミング言語ではJava、PerlやPHP、Python、ブラウザではFireFoxなどもOSSです。
OSSは基本的に無償ですが、マーケットのなかで鍛えられた、高性能で高い信頼性を誇るものが多く知られています。企業が商用ソフトウェアを開発する場合にも、OSSを基にして開発する場合も多くあります。特に、プログラミングや開発環境のOSSには極めて優秀なソフトウェアが多く、今日では開発者にとってはなくてはならない存在になっています。
ライセンスフリーであることから、社内で新たな機能ニーズが発生した時には、別のツールを導入することなく、プリザンターを提供しているインプリムと連携・委託することにより、追加開発が可能であり、スピーディーに、かつストレスフリーに業務変化に対応できることも優位点です。例えば、最初は部門での利用からスモールスタートして、使いながらユーザーエクスペリエンスを集積、並行してカスタマイズを行い、他システムと連携を図って、全社利用へとダイナミックな展開に成長させることもできます。
また、開発上の悩みに直面しても、ソースが公開されているOSSならではの、敏速な解決が可能な点が挙げられます。プリザンターのライセンスはAGPLで公開されていますが、デュアルライセンスとして商用ライセンスの提供もされていますので、希望するユーザーは有償の商用ライセンスを選択することも可能です。

(2)導入コストが廉価であること



プリザンターのOSS版は、ダウンロードして自社システムにインストールすれば、全機能の無償利用が可能です※1。まず導入のための試験環境を作成してみようという場合には、最小限の費用でスタートすることができ、そのまま拡張していくことによって、本格的利用につなげていくこともできます。特に企業においては、特別な導入予算の申請を行うことなしにスタートできることは、プリザンターを利用することの大きなメリットと言えるでしょう。加えて初期費用だけでなく、導入後のライセンス管理や、定期的なリプレースなどの費用も削減できるため、中長期に渡って費用が節減できます。有償の年間サポートプランも用意されていますので、チーム利用から部門利用、さらに他部門や他システムとの連携へとシステムへの要求がスケールアップしても、安心して利用を続けることができます。

※1 商用ライセンス利用時には、各データ項目を拡張できる特典が利用できます。

(参考)
年間サポートサービスプラン

(3) オンプレミスやプライベートクラウドでも利用可能なこと



機密性の高い業務や、企業のポリシーによっては、パブリッククラウドのサービス利用が困難な場合があります。そのようなケースでもプリザンターであれば、プログラム一式をダウンロードして、オンプレミス環境にセットアップすることも可能です。そのため、クローズドな企業内ネットワーク環境で、あるいはニューノーマルの時代にあってテレワークに対応するためにニーズが高まっている、企業専用のプライベートクラウドの環境においても利用されるケースも多くなっています。いずれの場合にも当てはまらない場合には、インプリムから、SaaS版のASPサービスも提供されていますので、自社資源を全く使わず、基本的なセットアップも飛ばして、直ちに利用開始することもできます。

(参考)
クラウドサービス pleasanter.net

(4)ローコード開発で、非技術者でもアプリ開発が可能なこと



プリザンターは「ローコード」で開発を行うことができます。「ローコード」とは、プログラミングの知識がほとんどなくても、最小限のプログラム開発(コーディング)を行うだけで、短い期間で稼働させるソフトウェアが開発できるプラットフォームを指します。プログラマーがソースを逐一コーディングしていく従来の開発スタイルとは異なり、マウスをドラッグ&ドロップしたり、最小限の値を入力するといった簡単な操作だけで、コーディングの知識がない非プログラマーや非エンジニアでも、簡単にアプリケーションを開発することができます。
具体的には、マウスを操作するだけで、業務内容に合わせて必要なデータ項目を追加・リンクさせることによって短時間で業務アプリを作ることができます。
顧客管理や商談管理、在庫管理、問い合わせ管理や日報、プロジェクト管理、人事データや勤怠管理などの一般的なアプリケーションであれば、テンプレートも豊富に用意されていますので、完全にコーディングレスで作成し、すぐに運用を開始することができます。
一般的な商用パッケージツールはもちろん、例えノンコードであっても管理画面がフルマネージドされている製品の場合、個別にカスタマイズすることは難しいケースが多いのですが、プリザンターでは、基本機能でカバーできない、JavaScript、CSSやAPIによるデータ連携への対応については、コーディングを行うことも可能なため、カスタマイズにも柔軟に対応できます。また、データベースについては、サーバー側で独自SQLを実行することができる※2ため、かなり複雑な要件であっても対応することができます。ローコードツールには、操作が簡単な反面、制限も多くなりがちなのですが、プリザンターはかなり自由度度が高くなっています。

※2 独自SQLの実行などの拡張機能はOSS版のみの機能です

(参考)

プリザンターで快適化を実現するー注目を浴びる「ローコード」とは (前編)

プリザンターで快適化を実現するー注目を浴びる「ローコード」とは (後編)

(5)他システムからの移行先として選ばれていること



プリザンターはこれまでに挙げた利点のために、他のシステムから乗り換えを図る場合にも移行先として選ばれています。特に、まもなくサポート提供が終了する他社の業務支援CMSや、大手SFA(営業支援システム)等からの移行先として選ばれるケースが増えています。これは、プリザンターではいきなり大規模利用から始める必要はなく、まずコンパクトに必要な機能だけを使ってローコストでスタートできるというシンプルさが好まれている点、独自にUIエンジンを作成しているので、Webアプリながらかなり高速に動作する点、コストパフォーマンスが高いにもかかわらずカスタマイズの拡張性は大きく広がっている点などが評価されているためと考えられます。

次回以降では実際の導入事例をご紹介しながら、さらにプリザンターが企業に選ばれる理由を探っていきたいと思います。

導入事例から見る・企業がプリザンターを導入するメリット(中編)

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