ユーザ寄稿:導入事例から見る・企業がプリザンターを導入するメリット(後編)

導入事例に見るプリザンターの利点(続)

中編では、IT システム運用企業の例、情報システム関連企業の例をもとに、プリザンター導入前の状況、導入の理由や導入後の成果を詳しくご紹介しました。


この後編では、「紙ベースの生産管理から脱却・年間960時間の業務コストを削減できた中堅印刷会社の事例」と「プリザンターの拡張性を活かし多数のシステムと連携した社内システムを構築した車両のナンバー認識システムの開発会社の事例」の2例を取り上げます。

(3)中堅印刷会社の例

紙の生産管理から脱却・年間960時間の業務コストを削減

同社は東京の下町に2拠点の工場を構える、中小規模の老舗印刷会社。のぼり旗や横断幕の印刷・製作事業などの特殊印刷で差別化し、業績を伸ばしています。
しかし同社の工場では、長年、紙ベースの生産工程管理を行っていたたことで問題が生じていました。印刷には「出力」「転写」「仕上がり」などの工程がありますが、紙に書いた指示書を各工程間で手渡しリレーして進めるのが従来の管理方法でした。しかし、これでは現在の案件の状況や、それぞれがどの工程にあるのか作業者がリアルタイムで確認・共有することが困難です。顧客から制作物の状況の問い合わせが入ると、工場中を走り回って紙の指示書を探しに行く必要が発生。その度に作業が停止し、生産性が落ちる原因になっていました。スケジュールの厳しい繁忙期には紙の指示書のチェックミスなどのトラブルも多く、営業社員が外回りで獲得した案件の情報を、工場の作業員がメールで受け取り、受発注システムに再入力するという無駄も出ていました。
新しいシステムの導入に当たっての留意点は、「工場の工程が変化した時に柔軟に対応できるシステム」であること。また営業社員はずっと外に出ているため「外部からアクセス可能」なこと、作業現場と営業で異なるOSを使っていたので「OSに依存しないシステム」であること、ユーザー側で「ソフトを更新する手間がない」ことなどが重要なポイントでした。そしてそのためには「Webサービスであること」を必須と考えました。
同社がこうした条件から検討を重ねた結果、採用したのがプリザンターです。様々な業務アプリを簡単に作成できるWebデータベースであり、純国産のオープンソースであることから、コストを抑えつつ最初から十分な機能を使え、生産工程に変更が生じてもオープンソースを改変し、柔軟かつ迅速にカスタマイズできる点が魅力となりました。UIに癖が無くシンプルで、誰でもすぐに使い始めることができる点も利点と考えました。
プリザンターの導入を行った結果、営業社員がメールで送付した案件情報を工場の作業員が転記する手間は解消。営業社員は自身でWebデータベースに直接入力し、一覧性、検索性が高くなることで、効率的な案件管理が実現しました。工場の作業者、営業社員一人当たりで少なくとも月20時間、年間240時間の業務コスト削減効果があると評価されました。工場は4人体制なので、計月80時間、年間960時間もの負担軽減につながったのです。
今後はQRコードの導入や、紙のファイルで管理されている過去の案件情報をデジタル化してプリザンターに集約することにより、図面、作業書、納品書なども含めて、全てプリザンターで業務管理を完結させるのが目標ということです。

(4)車両ナンバー認識システムの開発会社の例

プリザンターの拡張性を活かし多数のシステムと連携した社内システムを構築

このシステム開発会社では、車両のナンバー認識システムをベースに来店顧客管理を実現するシステムを独自開発、販売しています。急激に顧客が拡大したことによって問題となったのは、導入店舗に対する保守運用面のアフターサービスでした。導入先から問い合わせや不具合などが電話などで寄せられる件数が急増し、逼迫する状況が出てきました。そこで対策として、サポートセンター業務をアウトソーシングし、対処する体制を整えましたが、ここでアウトソーシングの課題が浮上。サポートセンターのスタッフが電話を受けた場合、担当社員に上げるかどうか判断がつかず、顧客を長い時間待たせてしまう事態が発生しました。そこで顧客対応を円滑にする解決策を模索する中で、プリザンターを組み込み、問い合わせ状況をリアルタイムで共有する施策に注目しました。
これ以前から、事業部ではプリザンターを業務に取り込む施策を徐々に推進していた状況もありました。Excelで管理していた様々な業務をWebデータベースに移行し、円滑にナレッジを蓄積、共有できるサービスを探索したところ、最有力となったのがプリザンターだったのです。ソースコードが公開されており、データベースにも自由にアクセスできるので、社内情報システム部のエンジニアが自社業務に合わせてカスタマイズして、導入しやすいところを評価しており、プリザンターとChatworkの連携システムを実現していました。
この、社内に既に導入されていたプリザンターによるシステムをさらに横展開。サポートセンターのスタッフは、問い合わせ内容をプリザンターに入力してリアルタイムの対応状況を逐一追記していきます。更新情報は全て担当社員のChatwork上に通知され、リアルタイムに近い状態で現在の対応状況を共有することができるようになりました。これなら必要があれば、サポートセンターのスタッフから社員が対応を引き取る、あるいは顧客を訪問して不具合に対処することができます。
このプリザンターとChatworkの連携システムの完成により、顧客対応の遅延が大幅に解消されました。サポートセンターの対応履歴もログとして残り、現場への訪問履歴や内容も入力して紐づけて蓄積していくことで、特定の顧客にどのような対応をしてきたか、全ての履歴を横断して見ることもできるようになったことで、アフターサービスの質の向上につながるという成果が生まれました。
また、通常IT化を図る際には、業務フローに合わせてツールを開発するのが一般的です。しかし同社は、全く逆の発想でプリザンターに合わせて業務フローを「曲げる(変える)」ことで、逆にプリザンターに合わせた業務に再構築をおこない業務が驚くほど単純化され、操作ミスが減り、新入社員の教育コストや情報システム部のサポートコストが一気に下がるという効果を生み出しました。業務をプリザンターで集約・管理する度合いが大きくなればなるほど、仕事の無駄が削ぎ落され、業務が圧倒的に効率化するという効果をもたらしたのです。

今後はさらに、プリザンターを様々なソフトとAPI連携し、作業を短縮・効率化。プリザンターに合わせて業務フローを改善していく予定であるということです。

3回に渡ってプリザンターがなぜこれほど企業に導入されているか、そのメリットについて詳しく見てきましたが、いかがだったでしょうか。
いずれの例においても、導入前の課題や悩みが、プリザンターの導入によって解決しただけではなく、新たな目標や計画設定にまで至っているところが、特徴だと思います。不便を補ってなお余りある相乗効果が生まれています。
この他にも、世界的なエンジンメーカーがローコード開発プラットフォームとしてプリザンターを導入し、内製化により独自の情報システムを短納期で開発された事例や、自社プロダクトであるインシデントダッシュボードの開発において、ローコード開発プラットフォームとしてカスタマイズの自由度が高く、レンスポンスが高速である利点が評価され、連携ツールとしてプリザンターを採用された事例などがありますが、これらについてはまた機会があった時、ご紹介したいと思います。

ご紹介した各事例のより詳細なレポートは下記よりご覧ください。

(参考)
プリザンターを導入して頂いている企業様が、どのようにプリザンターを活用されているのかという事例

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