ユーザマニュアル


2025/02/12

MANUAL

パラメータ設定:Migration.json

## 概要 [CodeDefiner](https://pleasanter.org/ja/manual/faq-codedefiner-about)を使用して異なる種類のDBにプリザンターのデータを移行する際、移行元DBの設定を記述します。なお、移行先DBの設定は、Migration.jsonではなく[Rds.json](/ja/manual/rds-json)に記述します。 移行全般に関する詳細は、以下手順をご確認ください。 ・[異なる種類のDBにプリザンターのデータを移行する手順](migrate) ※"SourceConnectionString"は接続文字列を記載するパラメータです。DBの移行処理以外では使用しませんので、安全のため通常はnullを設定してください。 ※プリザンターのバージョンによってMigration.jsonの仕様は異なります。本マニュアルの該当バージョンの記述をご覧ください。 --- # バージョン1.4.13.0以降のMigration.json ## 制限事項 1. 下表のとおり、移行可能なデータベースの種類に制限がございます。 |移行元|移行先|本手順の使用可否|備考| |:--|:--|:--|:--| |SQL Server|PostgreSQL|可| - | |SQL Server|MySQL|可| バージョン1.4.12.0以前のプリザンターでは、移行できません | |PostgreSQL|SQL Server|不可| - | |PostgreSQL|MySQL|不可| - | |MySQL|SQL Server|不可| - | |MySQL|PostgreSQL|不可| - | ## 設定値 本パラメータファイルの設定値は下記の通りです。 |パラメータ名|設定例|説明| |:--|:--|:--| |Dbms|"SQLServer"|移行元のDBを指定。"SQL Server"のみ指定可能| |Provider|"Local"|"Local"のみ指定可能| |ServiceName|"Implem.Pleasanter"|移行元のDB名を指定| |SourceConnectionString|"Server=(local);Database=#OldServiceName#;UID=sa;PWD=<saのパスワード>;"|〈テンプレート〉 ※1 ※2<br>"Server={移行元DBの接続先};Database=#OldServiceName#;UID={移行元DBのユーザ};PWD={パスワード};"<br>| |ExcludeTables|["SysLogs"]|移行対象外とするテーブルを配列形式で設定します。<br>以下テーブルが移行対象外となります。<br>・{テーブル名}<br>・{テーブル名}_history<br>・{テーブル名}_deleted| |AbortWhenException|true|以下「移行先処理中にエラーが発生した際の動作(バージョン1.4.13.0以降)」を参照| ※1 {移行元DBのユーザ}は移行元DBの参照権限が必要です。 ※2 #OldServiceName#は"ServiceName"を置き換えるプレースホルダーです。 ## 移行先処理中にエラーが発生した際の動作(バージョン1.4.13.0以降) ### AbortWhenException = trueの場合 移行処理を即座に中止します。 例: ``` text テーブル1.データ1 = 移行成功 テーブル1.データ2 = 移行成功 テーブル1.データ3 = 移行エラー テーブル1.データ4 → 移行しない。 テーブル2.データ5 → 移行しない。 テーブル2.データ6 → 移行しない。 ``` データ3の移行エラーを検知すると、移行処理を即座に中止します。データ1、2は移行先DBに登録されますが、データ4以降のすべてのデータは移行されません。 ### AbortWhenException = falseの場合 エラーデータの移行をスキップして移行を継続します。 例: ``` text テーブル1.データ1 = 移行成功 テーブル1.データ2 = 移行成功 テーブル1.データ3 = 移行エラー テーブル1.データ4 → 移行処理を継続。 テーブル2.データ5 → 移行処理を継続。 テーブル2.データ6 → 移行処理を継続。 ``` データ3の移行エラーを検知すると、データ3の移行をスキップします。その後データ4、データ5、データ6・・・の移行処理を再開し、最後のデータまで移行対象となります。 --- # バージョン1.4.12.0以前のMigration.json ## 制限事項 1. 下表のとおり、移行可能なデータベースの種類に制限がございます。 |移行元|移行先|本手順の使用可否|備考| |:--|:--|:--|:--| |SQL Server|PostgreSQL|可| - | |SQL Server|MySQL|不可| バージョン1.4.12.0以前のプリザンターでは、移行できません | |PostgreSQL|SQL Server|不可| - | |PostgreSQL|MySQL|不可| - | |MySQL|SQL Server|不可| - | |MySQL|PostgreSQL|不可| - | ## 設定値 本パラメータファイルの設定値は下記の通りです。 |パラメータ名|設定例|説明| |:--|:--|:--| |SourceConnectionString|"Server=(local);Database=Implem.Pleasanter;UID=sa;PWD=<saのパスワード>;"|〈テンプレート〉 ※1<br>"Server={移行元DBの接続先};Database={移行元DB名};UID={移行元DBのユーザ};PWD={パスワード};"| |ExcludeTables|["SysLogs"]|移行対象外とするテーブルを配列形式で設定します。<br>以下テーブルが移行対象外となります。<br>・{テーブル名}<br>・{テーブル名}_history<br>・{テーブル名}_deleted| ※1 {移行元DBのユーザ}は移行元DBの参照権限が必要です。 ## 移行先処理中にエラーが発生した際の動作(バージョン1.4.12.0以前) 移行エラーを検知した場合は、該当テーブル(_history、_deletedを含む)のそれ以降のデータに対する処理がスキップされ、次のテーブルの先頭からデータの移行処理を再開します。 ## 対応バージョン |対応バージョン|内容| |:--|:--| |1.4.13.0 以降|Dbmsを追加<br>Providerを追加<br>ServiceNameを追加<br>AbortWhenExceptionを追加<br>SourceConnectionStringの既定値をnullに変更<br>| ## 関連情報 [異なる種類のDBにプリザンターのデータを移行する手順](migrate)
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