## 回答 以下のマニュアルを参照し、追加手順を実施してください。 [WebサーバとDBサーバを分離した構成でMySQLを利用できるように設定する](mysql-create-user-by-sql) --- ## 制限事項 1. MySQLでWebサーバとDBサーバを分離した構成にする際、プリザンターのバージョンは1.4.10.0 以降としてください。プリザンターはVer1.4.9.0以降でMySQLに対応しましたが、上記追加手順はVer1.4.10.0以降でなければ実施できません。 2. SQL ServerおよびPostgreSQLでは上記追加手順は実施不要です。 ## 説明 MySQLの仕様により、MySQLのユーザアカウント管理では接続元の情報が管理されます。この仕様のため、登録されていないサーバ上にあるプリザンター（およびCodeDefiner）の処理でMySQLへ接続しようとした際はエラーになります。 ### 同一サーバにMySQLとプリザンターが共存する場合 上記追加手順は実施不要です。  [プリザンターの標準のセットアップ手順](https://pleasanter.org/ja/manual?category=0092)は、MySQLセットアップの際にlocalhost接続のみ可能なrootアカウント（以下、「root@localhost」と表記する。）が作成されたことを想定している手順です。プリザンターのセットアップ手順においてCodeDefinerを実行する際、DBにテーブルを作成するためにrootアカウントを使用しますが、前述の通りMySQLセットアップにおいてroot@localhostが作成されているため、同一サーバにMySQLとプリザンターが共存する場合は、追加手順の実施は不要です。 ### MySQLとプリザンターのサーバを分離する場合 「[WebサーバとDBサーバを分離した構成でMySQLを利用できるように設定する](mysql-create-user-by-sql)」の実施が必要です。  サーバを分離した構成では、セットアップ時にCodeDefinerのサーバからMySQLのサーバへ接続が行われるため、「root@プリザンター（およびCodeDefiner）を配備したサーバ」のアカウントをMySQL上にあらかじめ作成しておく必要があります。 なお、プリザンターおよびCodeDefinerでは、合計3件のMySQLのユーザアカウント（rootおよび2件の追加アカウント）を使い分けるため、追加手順ではSQLを実行して合計3件のMySQLのユーザアカウントを新規作成します。 ## 対応バージョン |対応バージョン|内容| |:--|:--| |1.4.10.0 以降|MySQLのアクセス制御機能によりOwner、Userの接続が拒否される場合がある問題の解消に伴いFAQを公開<br>※プリザンターはVer1.4.9.0以降でMySQLに対応しましたが、本FAQの回答で示した手順はVer1.4.10.0以降でなければ実施できません。|