グループ管理機能:インポート/エクスポート
## 概要
「グループ管理」画面のグループ情報をCSVファイルとして入出力するための機能です。現在のグループの初期登録を一括で行ったり、グループ情報を一括で取得することができます。CSVファイルの文字コードにはShift-JISまたはUTF-8が使用できます。CSVファイルの内容については下記「CSVファイル項目名」節を参照ください。
## インポート
### 制限事項
1. 通常テーブルのインポートと同じく、ヘッダレコードが必要となります。
1. グループの削除はできません。
1. グループメンバーを個別に削除することはできません。下記手順にある「メンバーを削除してからインポートする」をチェックしてインポートを実行すると、CSVファイル内のグループIDと一致するグループのメンバーがすべて削除されてからインポートが行われます。
1. グループにメンバーを複数追加する場合、「メンバー種別」、「メンバーキー」、「メンバー名」、「メンバーは管理者」以外の項目は同じ値を設定してください。
1. 新規グループにメンバーを複数追加する場合、「グループ名」が同一であれば同じグループのメンバーとなります。
1. 新規にグループを追加するとインポートを実行したユーザがメンバーに追加されます。
#### [Security.json](/ja/manual/security-json)によるアクセス制限について
[Security.json](/ja/manual/security-json)には、「AllowIpAddresses」と「IpRestrictionExcludeMembers」を併せて設定することにより、グループ単位でプリザンターへアクセスを許可する機能があります。該当機能を使用してグループ単位のアクセス許可を行っている場合、グループの無効化によって、所属ユーザがプリザンターへアクセスできなくなることに注意してください。テナント管理者等の重要な管理権限をもつユーザがプリザンターへアクセスできなくなった場合、使用機器のIPアドレス変更または[Security.json](/ja/manual/security-json)の再設定等の作業が必要になる可能性があります。
※[Security.json](/ja/manual/security-json)の「AllowIpAddresses」でIPアドレスによるアクセス制限を行っていない場合、上記制限事項への考慮は必要ありません。
### 事前準備
事前に文字コードを確認してください。
インポートするCSVのテーブルの項目とヘッダの名前が完全に一致しない場合、その項目は無視されてしまいますので、CSVの1レコード目にはヘッダ(各項目の名前)をつけてください。項目名については下記「CSVファイル項目名」を参照ください。
### インポートできる項目
新規作成時または更新時にCSVでインポートできる項目は下記のとおりです。×が記された項目はCSVに記載されていても無視されます。
|項目|新規作成|更新|
|:----|:----|:----|
|グループID|× ※1|× ※2|
|グループ名|〇|〇|
|説明|〇|〇|
|コメント|〇|〇|
|無効 ※3|〇|〇|
|作成者|×|×|
|更新者|×|×|
|更新日時|×|×|
|メンバー種別|〇|〇|
|メンバーキー|〇|〇|
|メンバー名|×|×|
|メンバーは管理者|〇|〇|
※1 該当のIDが無い場合には新規作成となり、新規作成時は無視されます。
※2 更新時はインポートのキーとして扱われます。
※3 制限事項の「[Security.json](/ja/manual/security-json)によるアクセス制限について」を確認してください。
### 手順
1. 「グループ管理」画面にて画面下の[インポート](/ja/manual/table-record-import)ボタンをクリックしてください。
1. CSVファイル項目の「ファイルを選択」ボタンをクリックし、インポートするCSVファイルを選択してください。
1. インポートするCSVファイルの文字コードを選択してください。
1. チェックボックス「メンバーを削除してからインポートする」をチェックすると、CSVファイルのグループIDに一致するグループのメンバーはすべて削除されてからインポートが行われます。
1. [インポート](/ja/manual/table-record-import)ボタンをクリックしてください。
画面下に「グループ〇〇件追加、〇〇件更新しました。グループメンバー〇〇件追加、〇〇件更新しました。」とメッセージが表示されたら完了です。
グループメンバーの更新件数は、CSVファイルに「メンバーは管理者」列がある場合にカウントされます。
## エクスポート
### 制限事項
- 「グループ管理」画面のエクスポートについては、テーブルの一覧のエクスポートとは違い、チェックボックスの有/無にかかわらず全件データが対象となります。
- グループにメンバーが含まれない場合、「メンバー種別」、「メンバーキー」、「メンバー名」、「メンバーは管理者」の各項目は空文字列となります。
- グループにメンバーが複数含まれる場合、そのグループに対しては「メンバー種別」、「メンバーキー」、「メンバー名」、メンバーは管理者」以外の各項目は重複した値でエクスポートされます。
### 手順
1. 「グループ管理」にて画面下の[エクスポート](/ja/manual/table-record-export)ボタンをクリックしてください。
1. エクスポートダイアログが表示されます。書式、文字コードを選択してください。(書式は"標準"のみ選択可能です。文字コードはShift-JISまたはUTF-8が選択できます。)
1. ファイルがダウンロードされます。
エクスポートされる項目については、下記「CSVファイル項目名」を参照ください。
### CSVファイル項目名
|項目名(エクスポートされる列名)|説明|
|:----|:----|
|グループID|グループID。一意の番号が自動採番。|
|グループ名|グループの名称。|
|説明|補足説明を記入する欄。|
|コメント|グループのコメント欄の内容。|
|無効|グループが無効に設定されている場合"1"。|
|作成者|グループの作成者。|
|更新者|グループの更新者。|
|更新日時|グループの更新日時。|
|メンバー種別|メンバーの種別。"User"まはた"Dept"。|
|メンバーキー|メンバーの識別子。メンバー種別"User"の場合はログインID、"Dept"の場合は組織コード。|
|メンバー名|グループメンバーの名称。ユーザ名、または組織名。|
|メンバーは管理者|メンバーがグループ管理者かどうか。"True"はたは"False"。|