ユーザマニュアル

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2026/07/14

MANUAL

キューイング:マルチノード構成下における運用の注意事項

![](https://pleasanter.org/binaries/e35d85dca89746b6bcb1db1aea7b9a7c) (本機能は[Extensionsトライアル](/manual/pleasanter-extensions-trial)で試用可能です) ## 概要 キュー方式バックグラウンドジョブを複数ノード(複数台)構成で運用する場合、以下の2点を設定してください。設定しない場合、ジョブの二重実行やダウンロード失敗が発生します。 1. Quartzクラスタリングの有効化 1. 出力ファイル保存先を共有ストレージに指定 なお、複数ノード構成の目的は**可用性(冗長化)**です。1ノードが停止しても他ノードが処理を継続できますが、キューに登録されたジョブのスループットは向上しません(理由は「1-4. スループットへの影響」を参照してください)。 ## 1. Quartzクラスタリングの有効化 複数ノード構成では、Quartzのクラスタリングを必ず有効化してください。 ### 1-1. 設定 [Quartz.json](/ja/manual/quartz-json)のClustering.Enabledをtrueに設定します。 | 項目 | 説明 | 既定値 | | --------------- | ---------------------------------------------- | ------------------- | | Enabled | クラスタリングの有効化。複数ノードではtrue必須 | false | | SchedulerName | スケジューラ名(全ノードで同一にする) | PleasanterScheduler | | InstanceId | ノード識別子。AUTO推奨(自動採番) | AUTO | | CheckinInterval | クラスタチェックイン間隔(ms) | 15000 | | TablePrefix | Quartz管理テーブルの接頭辞 | QRTZ_ | ### 1-2. CodeDefinerの実行 パラメータClustering.Enabledをtrueにした後は、必ずCodeDefinerを実行してください。データベース内にQuartzを使用するためのテーブル(QRTZ\_系)が生成されます。 ### 1-3. 有効化しなかった場合の影響 クラスタリングが無効(既定)のまま複数ノードを起動すると、各ノードのジョブディスパッチャ(キューに登録されたジョブを定期的に確認して実行する処理)が互いを認識せず独立してジョブテーブルをポーリングし、同時にジョブを取得・実行します。その結果、以下が発生します。 1. 同一ジョブが複数ノードで二重実行される 1. テナント単位の直列実行制御が破綻する 1. スタックジョブ回収処理が、他ノードで実行中のジョブを巻き戻す(失敗扱いにする) クラスタリングを有効化すると、Quartzは排他制御によって、ジョブディスパッチャを実行しているノードを**常に1台に限定**します。これにより上記の問題を解消します。 ### 1-4. スループットへの影響 1-3.のとおり、クラスタリング有効時は、ある瞬間にジョブディスパッチャを実行しているノードが常に1台に限定されます。複数ノードのジョブディスパッチャが同時に稼働してキューを分担処理する仕組みではないため、ノードを増やしてもキューに登録されたジョブのスループットは向上しません。 ノードを増やすことで得られる効果は、稼働中のノードが停止した場合に、別のノードのジョブディスパッチャが処理を引き継げる**可用性(冗長化)**です。 ## 2. 出力ファイル保存先に共有ストレージを指定 出力ファイルの保存先を、**全ノードからアクセス可能な共有ストレージに設定**してください。 ### 2-1. 設定 パラメータ[BackgroundJobs.json](/ja/manual/backgroundjobs-json)のOutputFilePathに、共有フォルダ、NASなどの全ノード共通でアクセスできるパスを指定してください。未指定またはnullの場合、ジョブの登録直後にエラーとなります。 ### 2-2. 共有ストレージを設定しなかった場合の影響 クラスタリング有効時、ジョブを実行するノードは一定しません(負荷やフェイルオーバーにより変動します)。そのため出力先が特定のノードにしか存在しないパスを指定していると、出力ファイルをダウンロードするときにファイルを見つけられず、ダウンロードに失敗します。 このため、必ず全ノードから同一パスで参照できる共有ストレージを指定してください。 ### 2-3. ダウンロード中のジョブ削除に関する注意 あるノードで結果ファイルをダウンロード中のジョブを別ノードから削除操作すると、削除がブロックされずに実行され、ダウンロードが失敗する可能性があります。結果ファイルのダウンロード中の排他制御は、**各ノード内でのみ有効**です(ノードをまたぎません)。 ## 3. 関連パラメータ一覧 | パラメータファイル | パラメータ | 役割 | 複数ノードでの推奨 | | ------------------- | ------------------------------- | -------------------------- | ------------------------ | | Quartz.json | Clustering.Enabled | Quartzクラスタリング | true(必須) | | BackgroundJobs.json | OutputFilePath | エクスポート成果物の出力先 | 全ノード共有パス(必須) | | BackgroundJobs.json | BackgroundQueue | キュー方式の有効化 | 運用に応じて | | BackgroundJobs.json | BackgroundJobDispatcherInterval | ポーリング間隔(秒) | 既定値60秒 | | BackgroundJobs.json | BackgroundJobTimeout | ジョブタイムアウト(秒) | 運用に応じて設定推奨 | ## 対応バージョン |対応バージョン|内容| |:--|:--| |バージョン1.5.6.0|機能追加| ## 関連情報 <div id="ManualList"><ul><li><a href="/ja/manual/backgroundjobs-json">パラメータ設定:BackgroundJobs.json</a><span>2026/07/14 up</span></li> <li><a href="/ja/manual/quartz-json">パラメータ設定:Quartz.json</a><span>2026/01/13 up</span></li></ul></article></div><input id="SearchTextHidden" type="hidden" value="" />
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