サポートツール
### 概要
プリザンターをご利用いただく上で発生する問題の解決をサポートするためのツール"Implem.SupportTools"の操作手順です。
### 注意事項
Framework版とCore版の統合により、現在配布しているアーカイブにサポートツールは含まれません。
一部の機能は[Pleasanter SDK](/sdk)により代替可能です。
### 利用方法
#### 1.設定ファイル参照パスの設定
Implem.SupportToolsは、プリザンター動作環境のApp_Dataフォルダ以下の各種設定ファイル(.json)を参照して動作します。
App_Dataフォルダのパスは、SupportToolsの構成ファイル".\SupportTools\Implem.SupportTools.exe.config" で設定します。
下記"value"欄にApp_Dataのパスを設定します。
<applicationSettings>
<Implem.SupportTools.Properties.Settings>
<setting name="PleasanterSettingsPath" serializeAs="String">
<value>%SystemDrive%\inetpub\wwwroot\pleasanter\App_Data</value>
</setting>
</Implem.SupportTools.Properties.Settings>
</applicationSettings>
#### 2.SupportToolsの起動
SupportToolsフォルダ内のImplem.SupprtTools.exeを実行します。
以下のダイアログが表示されます。
![image](https://pleasanter.org/binaries/e29638b8205043e598697f4ef650033f)
中央のテキストボックスには、SupportTools実行時のログが表示されます。また、ここに表示される内容は".\Logs\Implem.SupportTools.log"ファイルにも出力されます。
#### 3.メール送信テスト
メール送信テストでは、"App_Data\Parameters\Mail.json"に設定されているパラメータを使用してメールの送信を試行します。
##### 操作手順
1. [メール送信テスト]ボタンをクリックします。
2. 「メール送信テスト」ダイアログが表示されます。Mail.jsonに設定されている値が読み込まれ、各コントロールに表示されます。
3. 送信するメールの詳細(To、CC、BCC、件名、本文)を設定し、[送信]ボタンをクリックします。
![image](https://pleasanter.org/binaries/09613b17a09d40848a7599963b0b1a46)
4. 送信時にエラーが発生した場合、「Pleasanter Test Tool」ダイアログのログ表示エリアにエラーの内容が表示されます。エラーメッセージの内容を参考に、Mail.jsonの設定値等の見直しを行います。
![image](https://pleasanter.org/binaries/4d74a1422b084bf291b5d523e14b3d5b)
#### 4.SysLogビューア
SysLogビューアは、プリザンターのSysLogsテーブルの内容を閲覧できる機能です。表示中の内容をCSVファイルに出力することも可能です。
##### 操作手順
1. [SysLogビューア]ボタンをクリックします
2. 「SysLogビューア」ダイアログが表示されます。
※ データベースへの接続は、".\App_Data\Parameters\Rds.json"に設定されている"SaConnectionString"を参照して行います。
![image](https://pleasanter.org/binaries/bd004fb6f4874b4daf05af8315fd41bb)
##### リアルタイムモードで閲覧する
1. [リアルタイム]タブを選択します。
2. SysLogsテーブルの最新のレコードから「取得件数」で指定した件数分が一覧表示されます。
3. 以降、「更新間隔」で指定した秒数毎に一覧が更新されます。
4. 「取得件数」および「更新間隔」の初期値は、"./Settings/SysLogViewer.json"で設定可能です。
##### 期間指定モードで閲覧する
1. [期間指定]タブを選択します。
2. 「開始日」と「終了日」を指定します。
3. 指定した期間のレコードが一覧に表示されます。
##### 共通機能
1. 「SysLogType」のチェックボックスをOFFにすることで、そのSysLogTypeのレコードを非表示にすることができます。
2. 一覧で任意のレコードをダブルクリックすると、そのレコードの詳細を確認することができます。
3. 「CSV出力...」ボタンで、一覧に表示されているレコードをCSVに出力することができます。
#### 5.LDAP同期テスト
LDAP同期テストは、"App_Data\Parameters\Authentication.json"に設定されているパラメータで取得可能なADアカウントの一覧を表示する機能です。
Active Directoryとの連携の設定は、以下のマニュアルを参照ください。
- [プリザンターとActive Directoryを連携する](/manual/active-directory)
##### 操作手順
1. [LDAP同期テスト]ボタンをクリックします
2. 「LDAP同期テスト」ダイアログが表示されます。
3. [AD情報取得]ボタンをクリックします。
4. "Authentication.json"ファイルの設定に従って取得されたActive Directoryのアカウントが一覧に表示されます。
6. [設定ファイルを開く]ボタンをクリックすると、参照している"Authentication.json"ファイルを開くことができます。
7. AD情報取得時にエラーが発生した場合、「Pleasanter Test Tool」ダイアログのログ表示エリアにエラーの内容が表示されます。エラーメッセージの内容を参考に、Authentication.jsonのパラメータの見直しを行います。
8. [CSV出力]ボタンをクリックして、一覧に表示された内容をCSVファイルに出力することができます。
![image](https://pleasanter.org/binaries/cc9fa22c22e147b18cb20d5a11d57a91)