User Manual

01.16.2024

MANUAL

Ubuntuにインストールしたプリザンター 1.3をプリザンター 1.4へ移行する手順

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## 概要 Ubuntuにインストールした プリザンター 1.3 を プリザンター 1.4 へ移行するための手順です。他のディストリビューションにつきましては適宜読み替えていただくようお願いいたします。 |対象|移行前|移行後| |---|---|---| |OS|Ubuntu|Ubuntu| |DB|PostgreSQL|PostgreSQL| |Webサーバ|Nginx|Nginx| |Platform|.NET 6.0|.NET 8.0| |Pleasanter|プリザンター 1.3|プリザンター 1.4| ## 前提条件 1. プリザンターを起動するユーザが登録されていること。手順の中で記載している **<プリザンターを起動するユーザ>** はこのユーザを指します。 ## 事前確認 Ubuntuにインストールしているプリザンターのバージョンを確認します。 1. プリザンターへログインします。 1. 画面右上にある「ヘルプ」より「バージョン」をクリックします。 1. バージョンが「1.3.〇.〇」であることを確認します。 ## 注意事項 1. 移行元の環境の設定ファイル(/web/pleasanter/Implem.Pleasanter/App_Data/Parametersディレクトリ配下)を編集している場合、移行先の環境へ上書きコピーしないでください。そのまま上書きすると**新しく追加になったパラメータが失われる**可能性がありますので、WinMerge等の差分ツールを使用して、変更部分のみを新しいパラメータファイルにマージします。この手順ではWinMergeを使用します。 ## 事前準備 #### 使用ツール 1. ローカルPC(Windows)にWinSCP、WinMergeがインストールされていること。 WinSCP:https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/winscp/ WinMerge:https://winmergejp.bitbucket.io/ #### データベースのバックアップ取得 1. プリザンターが導入されているサーバー(以降、サーバー)へログインし、 以下のコマンドでプリザンターを停止します。 ``` sudo systemctl stop pleasanter ``` 1. プリザンターのデータベースのバックアップを取得します。 [FAQ: PostgreSQL database backup and restore procedure](faq-postgresql-backup-restore) ## .NET8.0のインストール 1. サーバーへログインし、以下のコマンドを実行します。 ``` sudo wget https://dot.net/v1/dotnet-install.sh -O dotnet-install.sh sudo chmod +x ./dotnet-install.sh sudo ./dotnet-install.sh -c 8.0 -i /usr/local/bin dotnet --version ``` 詳細につきましては下記公式ページの **スクリプトでのインストール** をご参照ください。 https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/core/install/linux-scripted-manual#scripted-install また、dotnetコマンドを実行した際に特定のファイルに関するエラーが発生するケースがございます。その際は下記ページをご参照ください。 https://learn.microsoft.com/ja-jp/dotnet/core/install/linux-package-mixup?pivots=os-linux-ubuntu ## プリザンター 1.4のダウンロード 1. ブラウザを起動し、以下のURLへアクセスします。  https://pleasanter.org/dlcenter 1. 「プリザンター 1.4 Community Edition」の[ダウンロード](/ja/manual/table-record-attachment-download)をクリックし、ダウンロードします。 ## モジュールの配置 1. ローカルPCでWinSCPを起動し、サーバーへ接続します。 2. ローカルPCに作業用フォルダ(C:\migration)、バックアップ用フォルダ(C:\migration\backup)を作成します。 3. WinSCPでサーバーの「/web」ディレクトリへ移動します。 4. サーバーの「/web/pleasanter」ディレクトリをローカルPCの「C:\migration\backup」に退避します。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/446988e542524e488b0b902aacaeec8e) 5. サーバーにログインし、サーバーの「/web/pleasanter」ディレクトリを削除します。 6. ローカルPCでダウンロードしたファイル(Pleasanter_1.4.x.x.zip)を「C:\migration」フォルダに展開します。 7. WinMergeを起動し、以下の2つのフォルダを比較します。  ①C:\migration\pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters  ②C:\migration\backup\pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters ![image](https://pleasanter.org/binaries/86307f76da53485f8b670b7ae3a0abd0) 8. 上記①のParametersフォルダ配下の各パラメータファイルを上記②のParametersフォルダ配下のものと比較しながら修正します。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/49f65685c4b14885a48cbc6a171521c7) 9. ローカルPCで「C:\migration\pleasanter」フォルダをzip圧縮します。※こちらの手順では「Pleasanter_1.4.x.x_merged.zip」という名前のzipファイルとします。   Pleasanter_1.4.x.x_merged.zip     └ pleasanter       ├ Implem.CodeDefiner       └ Implem.Pleasanter 10. WinSCPで上記の「Pleasanter_1.4.x.x_merged.zip」をサーバーの作業用ユーザのホームディレクトリにコピーします。 ![image](https://pleasanter.org/binaries/2bec4947a0184b43b8498c7b9f57ef74) ## プリザンターの起動 1. サーバーにログインし、ホームディレクトリにある「Pleasanter_1.4.x.x_merged.zip」を 「/web」ディレクトリに 展開します。 ``` sudo unzip Pleasanter_1.4.x.x_merged.zip -d /web ``` 1. /web/pleasanter ディレクトリ配下の所有者をプリザンターを起動するユーザに変更します。 ``` sudo chown -R <プリザンターを起動するユーザ> /web/pleasanter 1. プリザンターを起動するユーザでCodeDifinerを実行します。 ``` cd /web/pleasanter/Implem.CodeDefiner sudo -u <プリザンターを起動するユーザ> /usr/local/bin/dotnet Implem.CodeDefiner.dll _rds ``` 1. プリザンターを起動します。 ``` sudo systemctl start pleasanter ``` 1. ブラウザを起動し、プリザンターへログインします。 1. 画面右上の「ヘルプ」より「バージョン」をクリックします。 1. バージョンが「1.4.〇.〇」になっていることを確認します。 ## その他 #### データベースの復元 データベースを復元する必要がある場合は下記ページを参考に実施ください。 [FAQ: PostgreSQL database backup and restore procedure](faq-postgresql-backup-restore)
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