ユーザマニュアル





2024/01/16

MANUAL

プリザンターをAzure AppServiceにサーバレス構成でインストールする

## 概要 Microsoft Azure の AppService と SQL Database を利用しサーバレス構成でプリザンターの動作環境を構築するための手順を示したものです。 | 対象 | 環境・バージョン | | ------------------ | :--------------------------- | | Web | Microsoft Azure AppService | | DB | Microsoft Azure SQL Database | | ランタイムスタック | .NET8 | ## 前提条件 1. Azure Portal へのログインが可能であること 1. Microsoft Azure App Service(Windows/.NET8)が 1 インスタンス準備できている 1. Microsoft Azure SQL Database が 1 インスタンス準備できている 1. Microsoft Azure SQL Database の接続文字列が準備できている 1. Microsoft Azure SQL Database のファイアウォール設定で App Service 及び PC からの接続が許可されている ## App Service で Kudu にアクセス 1. [Azure Portal](https://portal.azure.com/)に接続します。 2. App Service を開きます。 ![image](/binaries/90ff8944d431483da62410cdf5f90100) 3. 作成済みの App Service インスタンスを選択します。 4. Kudo を開きます。[参考](https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/resources-kudu#access-kudu-for-your-app) 1. App Service の左側のメニューの"開発ツール"から「高度なツール」をクリック ![image](/binaries/9e9a929cb8174c9f81ac9a25479890c4) 2. 「[移動](/manual/table-record-move)」のリンクをクリック ![image](/binaries/8639e642c6ed4b07b1b86538b8394a9f) 3. Kudu のヘッダメニューから「Debug console」>「CMD」をクリック ![image](/binaries/8d9aeb33b8b94c62a787d8adca8360c8) 4. ディレクトリ一覧から「site」をクリックします。選択後、プロンプトが "D:\home\site" になったことを確認します。 ![image](/binaries/1082db49c78b49afbe9ce76636e83f8b) ## プリザンターのダウンロードおよび展開 1. [ダウンロードセンター](https://pleasanter.org/dlcenter)から、最新のリリースバージョンのダウンロードを行います。 2. 設定ファイルを編集するため、ダウンロードしたファイルを展開します。 ## データベース接続のパラメータ設定(Rds.json) 1. 「pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters\Rds.json」を開き、パラメータを下記の通りに設定し、保存します。 |パラメータ名|値|説明| |:--|:--|:--| |Dbms|SQLServer|リレーショナル・データベースに Microsoft Azure SQL Database を使用。| |Provider|Azure|リレーショナル・データベースに Microsoft Azure SQL Database を使用。| |SaConnectionString|**\*\*\*\***|Microsoft Azure SQL Database の接続文字列。| |OwnerConnectionString|**\*\*\*\***|Microsoft Azure SQL Database の接続文字列。| |UserConnectionString|**\*\*\*\***|Microsoft Azure SQL Database の接続文字列。| |SqlCommandTimeOut|0|SQL コマンドタイムアウト時間を無期限にする。| |MinimumTime|3|データベースが識別可能な最小時間単位をミリ秒で指定。本パラメータは変更不可。| |DeadlockRetryCount|4|デッドロック発生時の最大再試行回数。| |DeadlockRetryInterval|1000|デッドロック発生時に再試行を行うまでの間隔。| |DisableIndexChangeDetection|true|バージョンアップ時にデータベースのインデックスの差異を検出しない。| ## データベース接続のパラメータ設定(Service.json) 1. 「pleasanter\Implem.Pleasanter\App_Data\Parameters\Service.json」を開き、パラメータを下記の通りに設定し、保存します。 |パラメータ名|値|説明| |:--|:--|:--| |Name|(データベース名)|Azure で作成したデータベース名を設定| |TimeZoneDefault|Tokyo Standard Time|既定のタイムゾーンをWindowsで有効な名前で指定(※1)| (※1) 下記の Time Zones 一覧の TimeZone 欄に記載されている文字列を設定してください。 https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/manufacture/desktop/default-time-zones?view=windows-11 ## App Service の停止 1. App Service にてインスタンスを停止します。 ## App Service へのアップロード 1. 「pleasanter」フォルダに移動します。 2. 「Implem.Pleasanter」フォルダを「wwwroot」にリネームします。 3. wwwroot フォルダを zip 形式で圧縮し「wwwroot.zip」とします。 4. 「Implem.CodeDefiner」フォルダを「CodeDefiner」にリネームします。 5. CodeDefiner フォルダを zip 形式で圧縮し「CodeDefiner.zip」とします。 6. wwwroot.zip と CodeDefiner.zip を Kudu の Size をターゲットにドラッグアンドドロップし、展開されて格納されたことを確認します。 ![image](/binaries/6a380563ed384537bce6539c052e7624) ## CodeDefiner の実行 1. Kudu のディレクトリ一覧から CodeDefiner を選択し、 プロンプトが D:\home\site\CodeDefiner となることを確認します。 2. 次のコマンドを実行します。 ```cmd dotnet Implem.CodeDefiner.dll _rds /p D:\home\site\wwwroot ``` ## App Service の起動 1. App Service に戻り、インスタンスを起動します。
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