テーブル機能:レコードのインポート
## 概要
エクセルで管理していた簡易的な社員名簿を、プリザンターで管理できるようにデータのインポートを行うケースとして説明します。
プリザンター 1.3.11.2 以降では、キー項目を指定したインポートが可能となりました。
[テーブル機能:インポート時のキー項目指定](/manual/table-record-import-key)
## 操作手順
大まかな流れとしては、下記手順で進めます。
1. 社員名簿のエクセルデータを開き「名前を付けて保存」を選択し、ファイル形式で「CSV(コンマ区切り)(.csv)」または「CSV UTF-8(コンマ区切り)(.csv)」を選択して保存する
1.「社員名簿」記録テーブルの作成する
1.[エディタ](/ja/manual/table-editor)で項目を設定する
1.「社員名簿.csv」をインポートする
1.[一覧](/ja/manual/table-management-grid)で一覧画面の表示項目を設定する
**【注意事項】
・インポートするCSVデータのタイトル(CSVデータの1行目)と、プリザンターの項目名は一致させること。**
([テーブルの管理](/ja/manual/table-management)-[一覧](/ja/manual/table-management-grid)ではなく[エディタ](/ja/manual/table-editor)で表示される項目名に合わせてください)
**・期限付きテーブルの場合「完了」項目は必須項目となります。**
(記録テーブルの場合、必須項目はございません)
### インポートの手順
下記のエクセルデータの構成を例として説明します。
![image](https://pleasanter.org/binaries/8cfa5359da6b4ddb8ac2f4a5b990fbe7)
「管理」 - [テーブルの管理](/ja/manual/table-management) - [エディタ](/ja/manual/table-editor)タブを選択します。
プリザンターの仕様上「ID」「バージョン」は無効化できませんので、その2つの項目は残して、それ以外を無効化し、以下の通り各項目を有効化してください。
[ プリザンターの[エディタ](/ja/manual/table-editor)設定画面]
![image](https://pleasanter.org/binaries/cb71e899df9440c0bee306aec992640f)
有効化した項目は以下の通り設定を変更します。有効化した項目を選択状態にして、「詳細設定」ボタンをクリックして各設定を行います。
項目名|データの種類|プリザンター項目|設定項目
---|---|---|---
社員ID|文字列|説明A|スタイル:ノーマル
氏名|文字列|タイトル
出身地|文字列|説明B|スタイル:ノーマル
性別|文字列|分類A|選択肢一覧:男 (改行) 女
生年月日|日付|日付A
年齢|数値|数値A
「性別」分類Aの選択肢一覧の記載内容 は以下のように設定します。
![image](https://pleasanter.org/binaries/2b7c07e555e147199a9fe2aa664f65f4)
[項目名設定後のエディタ画面]
![image](https://pleasanter.org/binaries/8fc6bdc63fea47f6abe6007264e82f32)
プリザンターにデータをインポートする場合、元データ(CSV)の項目名とプリザンターの項目名を一致させる必要があります。
![image](https://pleasanter.org/binaries/c687e4a466fd460c92e818f5e3247763)
プリザンター側の項目名は[一覧](/ja/manual/table-management-grid)ではなく[エディタ](/ja/manual/table-editor)で設定してください。
![image](https://pleasanter.org/binaries/811fa3cc610643e5b90db7216cd1c654)
プリザンターの項目種別と、項目名を間違わないように注意してください。
項目の設定が完了したら、設定を「更新」をクリックして一覧画面に戻り[インポート](/ja/manual/table-record-import-and-link)ボタンをクリックします。
ダイアログが表示されたら、インポートするCSVファイルを選択します。
該当するCSVファイルの文字コードを選択し、[インポート](/ja/manual/table-record-import-and-link)ボタンをクリックします。
**【注意事項】
インポートするCSVデータがShift-JISで保存されているか、UTF-8形式か確認し、下記のプリザンターのインポートダイアログに表示される「文字コード」欄にて保存されている形式を選んでください。**
![image](https://pleasanter.org/binaries/3c30942d9ed349b8ad63a2a18db31490)
インポートが無事に完了すると下図のように一覧画面に表示されます。
![image](https://pleasanter.org/binaries/3f9047d5c6794181b0a8183ed142a2e5)
次に、一覧画面を、エクセルで管理していたときと同じ内容が表示されるように設定して行きます。
「管理」 - [テーブルの管理](/ja/manual/table-management) - [一覧](/ja/manual/table-management-grid)タブを選択します。
初期状態では以下の設定になっています。
![image](https://pleasanter.org/binaries/cd8d3a865c124d2b8a505dc7b68cd17c)
以下のように、今回インポートした全項目を表示するように設定します。
今回のデータ例では以下の項目を有効化します。(それ以外は無効化します。)
* 社員ID
* 氏名
* 出身地
* 性別
* 生年月日
* 年齢
項目の有効化を終えたら「更新」ボタンをクリックし、その後 「戻る」をクリックして一覧画面を表示します。
![image](https://pleasanter.org/binaries/c970c65567614cbdbf853bbd2492e382)
元のエクセルデータのような一覧表示ができました。
![image](https://pleasanter.org/binaries/12ce27c9b4604617893bc92725ee1e5d)
これでエクセルのデータをプリザンターに移行することができました。
## インポートがうまく行かない場合の確認事項
・データがインポートできない、または一部しかインポートされていない ……
**→[テーブルの管理]-[一覧]ではなく[エディタ]で設定した項目名とCSVデータのタイトルが一致しているか確認してください。**
![image](https://pleasanter.org/binaries/f4cbe4fe0413465fa78daaacd7cf2fc3)
**→インポート時の文字コードが正しく選択されているか確認してください。**
![image](https://pleasanter.org/binaries/9484381a94af4cf998a4b3c3e9617793)
英数字は取り込めて、日本語がうまく取り込めないという場合は文字コードが正しくないケースが考えられますので、うまくいかない場合は、もう一方を試してみください。
**→期限付きテーブルの場合「完了」項目は値が必須となります。**
期限付きテーブルにデータをインポートする場合は「完了」項目には必ず値を入れてください。
※記録テーブルの場合には「完了」項目はありません。
**→pleasanter.netでは一度のインポート処理で取り込めるレコード数が10,000行となっています。**
10,000行を超える量のデータをインポートする場合は、10,000行ごとに区切ってインポートしてください。
**→CSVファイルで値を設定してもインポートしない項目があります。**
詳細は以下の表を確認してください。
|項目名|レコード追加時|レコード更新時|
|:---:|:---|:---|
|ID|プリザンターで自動採番|更新しない|
|バージョン|プリザンターで自動採番|プリザンターで自動採番|
|作成者|インポート操作を行ったユーザ|更新しない|
|作成日時|インポート操作を行った日時|更新しない|
|更新者|インポート操作を行ったユーザ|インポート操作を行ったユーザ|
|更新日時|インポート操作を行った日時|インポート操作を行った日時|
|コメント|CSVファイルの値|更新しない|
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