PURPOSE

グループウェア・Webデータベースの移行先を無料のOSSで

サポートが終わるグループウェアやWebデータベースに、何十もの業務アプリが残っていませんか。台帳・文書・申請などの業務アプリを、オープンソース(OSS)のWebデータベース「プリザンター」で作り直し、いまのデータはCSVで作成者や作成日時ごと取り込めます。利用者の人数に関わらず無料で使え、自社のサーバー(オンプレミス)にも構築できます。

こんなお悩みはありませんか

  1. 長年使ってきたグループウェアやWebデータベースのサポート終了が決まり、移行の期限が迫っている
  2. 各部署が作った業務アプリが何十・何百と残っていて、情報システム部門だけでは移しきれない
  3. 移行先の候補は利用者の人数ごとの料金で、全社員が使うと費用が大きくなる
  4. 添付ファイルやアクセス権限、作成者・作成日時まで、元のデータのまま移したい
  5. 業務アプリを作り直すたびに、開発会社に費用と期間をかけて頼んでいる
  6. 移行を機に、部署ごとにばらばらだった情報共有の決まりをそろえたい
  7. 社内のデータを社外のクラウドに置けない

業務データベースの部分を、プリザンターへ

グループウェアは、メール・スケジュール・掲示板・文書の共有・業務アプリなど、たくさんの機能を一つにまとめた製品です。プリザンターは、このうち台帳・文書・申請などの業務アプリ(業務データベース)の移行先です。メールやスケジュールは、別のサービスを組み合わせます。トクヤマグループでは、複数の専用のサービスを組み合わせる形で古いグループウェアをリプレイスし、情報の管理・共有を担うシステムにプリザンターを選びました。

いまのグループウェア ・Webデータベース メール スケジュール・掲示板 台帳・名簿 文書・ナレッジ 申請・予約 別のサービス オフィススイートなど プリザンター テーブルとして作り直す
どの機能をどこへ移すかは、いまの使われ方を棚卸しして決めます

移行の進め方

数十から百を超える業務アプリを、期限までに移す進め方の例です。TBKでは、15以上の部署が作った約150の業務アプリを精査し、使われていないものを除いた約90を、およそ半年で移しました。

段階 やること
1. 棚卸し 業務アプリの一覧を作り、作った部署・使っている人・最後に更新された時期を書き出します
2. 移す・やめるを決める 使われていないアプリは移さずに終わらせます。似たアプリは一つにまとめます
3. テーブルを作る 項目・一覧の表示・アクセス権限を、いまのアプリに合わせて作ります。部署の担当者が自分たちで作る形にすると、情報システム部門に作業が集中しません
4. データを移す いまのデータをCSVで書き出し、移行モードで作成者・作成日時ごと取り込みます。添付ファイルはAPIで移せます
5. 切り替える 利用者に案内して切り替え、元のシステムは読み取り専用の期間を置いてから止めます

いまのデータを、元の情報ごと移す

  1. いまのシステムから書き出したCSVを、テーブルにインポートできます
  2. 移行モードで取り込むと、作成者・作成日時・更新者・更新日時を、CSVの値のまま残せます(テーブルの管理で「移行モードを許可」を有効にしておきます)。更新の履歴そのものは取り込めません
  3. インポートのキーを決めておけば、二度目以降の取り込みで、同じキーのレコードを更新できます。並行運用の期間に、差分を何度か取り込むときに使います
  4. 添付ファイルは、レコード作成APIで、ファイルの中身ごと登録できます。ユニ・チャームでは、スクリプトで添付ファイルの移行を自動化しました
  5. 文書ごとのアクセス権限は、レコードのアクセス制御に置き換えます。大量の文書の権限を一つずつ付け直すのが難しい場合は、移行のプログラムで権限ごと移します。トクヤマグループでは、権限の情報も一緒にデータ移行できる仕組みを開発元と作りました

いまのシステムでしていたことと、使う機能

どれもプリザンターの標準の機能です。各行からユーザマニュアルの該当ページに移れます。

いまのシステムでしていたこと 使う機能
台帳や文書のデータベースを作る テーブル(テンプレートから作る)
文書ごとに見られる人を分ける レコードのアクセス制御・項目のアクセス制御
文書の中身まで探す 全文検索
新しい文書や更新を知らせる 通知
申請と承認を回す プロセス・状況による制御
決まった時刻に処理を動かす バックグラウンドサーバスクリプト
図面や資料を添付する 添付ファイル項目
いまのデータを取り込む CSVのインポート・移行モード
作ったアプリをほかの部署にも配る サイトパッケージ
ほかのシステムとデータをやり取りする API(作成・更新)

いまのアプリの画面や仕組みを、そのまま自動で変換する機能はありません。項目と使い方を見て、テーブルとして作り直します。

各部署が、自分たちで作り直す

プリザンターの業務アプリは、画面の設定だけで作れます。情報システム部門がすべてを作り直すのではなく、各部署の担当者が自分たちのアプリを作り直す形にすると、移行の期限に間に合わせやすくなります。

  1. TBKでは、情報システム部門が定期的に研修を開き、研修を受けた部署の担当者が、欲しい業務アプリを自分たちで作っています
  2. 作った業務アプリを台帳で管理し、誰が何を作ったかを情報システム部門が把握することで、ガバナンスを保っています
  3. ユーザーどうしで教え合う文化も生まれました

社内で作れる人を育てるには、開発元のトレーニングも使えます。

技術者向け:APIで移行を自動化する

件数や添付ファイルが多い場合は、APIで移行を自動化します。いまのシステムからデータを取り出す部分は、そのシステムの仕様に合わせて作ります。

例1:添付ファイルごと、文書を登録する(API)

いまのシステムから取り出した文書を、レコード作成APIで登録する例です。添付ファイルは、ファイルの中身をBase64に変えて、添付ファイル項目(AttachmentsA)に入れます。APIキーは事前に作成しておきます。

curl -X POST "http://{サーバ名}/api/items/{サイトID}/create" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "ApiVersion": 1.1,
    "ApiKey": "{APIキー}",
    "Title": "設備点検の手順書",
    "ClassHash": { "ClassA": "DOC-0123", "ClassB": "製造部" },
    "AttachmentsHash": {
      "AttachmentsA": [
        { "ContentType": "application/pdf", "Name": "手順書.pdf", "Base64": "JVBERi0xLjcK..." }
      ]
    }
  }'

マニュアル:レコード作成API/APIキー

例2:並行運用の間、差分を何度でも取り込む(API)

切り替えまでの間は、いまのシステムにもデータが増えます。upsert APIで、いまのシステムの文書番号(ClassA)をキーにすれば、同じ番号の文書は更新、無ければ新しく作成します。何度流しても、同じ文書が二重に登録されません。

curl -X POST "http://{サーバ名}/api/items/{サイトID}/upsert" \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -d '{
    "ApiVersion": 1.1,
    "ApiKey": "{APIキー}",
    "Keys": ["ClassA"],
    "Title": "設備点検の手順書(改訂2)",
    "ClassHash": { "ClassA": "DOC-0123", "ClassB": "製造部" }
  }'

マニュアル:レコード作成・更新(upsert)API

全社員が使っても、ずっと無料で

  1. 日本国内で開発されているオープンソース。Community Editionは、利用者の人数や期間の制限なく無料で使え、商用利用もできます。ユニ・チャームでは、全社員が使う情報共有の基盤として、人数ごとの料金がかからない点を評価しています
  2. 自社のサーバー(オンプレミス)や、自社で管理するAWS・Azureなどに構築できます。いまのグループウェアと同じく、社内のネットワークの中で使えます
  3. WindowsとLinuxのどちらでも動き、実行環境は.NET 10、データベースはPostgreSQL・SQL Server・MySQLから選べます。Dockerのコンテナでも動かせます

オンプレミスで使えるノーコード・Webデータベース
FAQ:動作環境や推奨スペック

全社の情報共有の基盤として使うなら

グループウェアの代わりになる仕組みは、全社員が毎日使い、止まると業務が進まなくなります。社内のアカウントで使えるようにし、開発元に聞ける体制を用意すると安心です。

  1. 認証:LDAP認証(Active Directoryなど)やSAML認証で、社内のアカウントのままログインできます
  2. 組織とグループ:アクセス権限に使う組織とグループを、社内の組織図に合わせて作ります
  3. 困ったときに聞ける:有償の年間サポートサービスで、日々の操作や設定のQ&A、トラブル時のサポート、サンプルスクリプトの提供を受けられます。フジクリーン工業では、年間サポートを使いながら、自社で移行を進めました
  4. 大規模な運用:全社で使うときの応答性能を支える大規模運用サポート機能を、年間サポートの契約プランに応じて使えます

移行の計画づくりや、データの移行のプログラムをまとめて頼みたい場合は技術支援サービスがあります。

システム開発会社・ソフトウェア会社の方へ:お客様の移行を支援する

サポートが終わるグループウェアやWebデータベースの移行先として、お客様にプリザンターを提案できます。利用者の人数ごとのライセンス料が無いので、全社員が使う仕組みでも費用を抑えた提案ができます。認定パートナー制度では、開発元の支援を受けながら、移行の支援やユーザーサポートを自社のサービスとして提供できます。

お客様の側で移行を任せたい場合は、150社を超える全国の認定パートナーから、業種や地域で探せます。

認定パートナー制度のご紹介
認定パートナーを探す

導入の流れ

  1. 試す:デモ環境で、いまの業務アプリと同じものを作れるか確かめます
  2. 棚卸しする:いまの業務アプリの一覧を作り、移すもの・やめるものを決めます
  3. 環境を用意する:本番のサーバーにインストールし、社内のアカウントでログインできるようにします
  4. 作り直して移す:部署ごとにテーブルを作り、いまのデータを移行モードで取り込みます
  5. 切り替える:並行運用の間は差分を取り込み、期限までに元のシステムを止めます

プリザンターが向かないケース

次のような場合は、グループウェアの製品や、ほかのサービスとの組み合わせを検討してください。

  1. メール・スケジュール・掲示板などを含むグループウェアの機能一式を、一つの製品で置き換えたい:プリザンターは業務データベースの移行先です。メールやスケジュールは別のサービスを組み合わせます
  2. いまのアプリを自動で変換したい:自動で変換する機能はありません。テーブルとして作り直します
  3. 1人の利用者を複数の組織に所属させたい:プリザンターでは、基本的に1人は1つの組織に所属します。複数の部署にまたがる権限は、グループで表します
  4. 文書の更新の履歴まで移したい:移行モードで取り込めるのは作成者・作成日時・更新者・更新日時までで、更新の履歴そのものは取り込めません

グループウェア・Webデータベースの移行のよくある質問

いまのアプリを自動で変換できますか?

自動で変換する機能はありません。いまのアプリの項目と使い方を見て、テーブルとして作り直します。画面の設定だけで作れるので、部署の担当者が自分たちで作り直すこともできます。

作成者や作成日時は引き継げますか?

はい。CSVを移行モードでインポートすると、作成者・作成日時・更新者・更新日時を、CSVの値のまま取り込めます。テーブルの管理で「移行モードを許可」を有効にしておきます。
マニュアル:移行モードでのレコードのインポート

添付ファイルも移せますか?

はい。レコード作成APIで、ファイルの中身ごと添付ファイル項目に登録できます。件数が多い場合は、スクリプトで移行を自動化します。このページの「例1」を参照してください。
マニュアル:レコード作成API

移行の期限まで時間がありません。間に合いますか?

移すアプリの数と、作り直す体制によります。TBKでは、約150の業務アプリを精査して約90に絞り、部署の担当者が自分たちで作り直す形で、およそ半年で移行しました。まず棚卸しで移すものを絞り込むことをおすすめします。

費用はかかりますか?

オープンソースのCommunity Editionは、利用者の人数や期間の制限なく無料で使え、商用利用もできます。サーバーの費用は別にかかります。開発元に質問できる年間サポートサービスは有償です。クラウド版のPleasanter.netは3名まで無料です。
2つのエディションの違い

文書ごとのアクセス権限は移せますか?

レコードのアクセス制御で、文書ごとに見られる人を分けられます。大量の文書の権限を一つずつ付け直すのが難しい場合は、移行のプログラムで権限ごと設定します。トクヤマグループでは、権限の情報も一緒にデータ移行できる仕組みを開発元と作りました。

グループウェア・Webデータベースからの移行の事例

株式会社TBK(製造業:トラック・バス用部品・従業員732人(単独))
サポート終了が迫ったグループウェアから、約150の業務アプリを精査して約90を、およそ半年でプリザンターに移行。情報システム部門の研修を受けた各部署が、欲しい業務アプリを自分たちで作っています。業務アプリの台帳でガバナンスを保ち、ユーザーの間で教え合う文化も生まれました。
トクヤマグループ(製造業)
本社とグループ会社で使ってきたグループウェアのパッケージが事業売却されたのを機に、オールインワンではなく、複数の専用のサービスを組み合わせる形でリプレイス。その中核の一つとして、情報の管理・共有を担うシステムにプリザンターを選びました。旧システムの文書データのアクセス権限も、開発元と作った仕組みで一緒に移しています。
ユニ・チャーム株式会社(製造業)
国内外の社員がナレッジを共有するため15年以上使ってきたWebデータベースのサポート終了を受け、コストと機能の両面からプリザンターに移行。全社員が使うので、人数ごとの料金がかからない点を重視しました。独自にスクリプトを作り、難しかった添付ファイルの移行も自動化しています。
フジクリーン工業株式会社(製造業:浄化槽・従業員500人)
浄化槽の図面や設計書を保管・検索・共有していたWebデータベースの販売とサポートの終了が発表され、期日までにすべてのデータを移すことに。費用の面からプリザンターを選び、年間サポートサービスで開発元の技術サポートを受けながら、自社で移行と情報共有の基盤づくりを進めました。

お役立ちコンテンツ

プリザンター(Pleasanter)をより便利に活用するための学習・サポート情報をまとめています。
初心者から運用担当者まで、実践に役立つノウハウや事例をご紹介。

  • お悩み解決動画

    皆さまからお寄せいただいたプリザンターのお悩みを動画で解決します。

    プリなま

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  • ユーザマニュアル

    はじめて触る方向けの基本説明からカスタマイズに必要な開発者向け情報まで。

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