VERSION UP / MIGRATION

プリザンターのバージョンアップ・環境移行

プリザンターを長くお使いのお客様へ。最新のバージョンにすると、AIと連携する機能が使えるようになり、これまでにお知らせした脆弱性もまとめて解消できます。実行環境やOSのサポート終了、古いバージョンからの移行、データベースの容量の上限、クラウドへの移行、セキュリティの強化まで、お客様の環境に合わせた進め方をご案内します。調査から本番の作業まで、開発元のエンジニアにお任せいただけます。

IN THIS PAGE

このページの内容

ほかのWebデータベースやグループウェアから、プリザンターへ移る場合は、Webデータベース・グループウェアの移行先の選び方と進め方をご覧ください。

WHEN TO UPGRADE

こんなときに、バージョンアップ・移行を考えます

長く使っている環境ほど、プリザンターそのものよりも、まわりの実行環境やOS、データベースの事情で見直しが必要になります。

  • 実行環境(.NET)やサーバーのOS(Windows Server、CentOS など)のサポートが終わる、またはすでに終わっている

  • 0.4x〜0.51 などの古いバージョンのまま使っていて、新しい機能やセキュリティの修正を取り込めていない

  • SQL Server Express の容量の上限が近づいた、または上限に達した

  • 自社で運用している環境から、クラウドへ移したい

  • 移行にあわせて、二要素認証や通信の暗号化(TLS)で、セキュリティを強化したい

  • テーブルの項目が足りなくなってきた

  • 作り込んだスクリプトがバージョンアップ後も動くか分からず、踏み切れない

  • 構築した担当者が異動・退職して、中身が分からないまま古いバージョンで動いている

実行環境とOSの、サポートの終了日

サポートが終わった実行環境やOSには、セキュリティの修正が提供されません。すでにサポートが終わったものと、これから終わるものは、次のとおりです。プリザンター 1.4 が動く .NET 8 は、2026年11月10日でサポートが終わります。

対象 サポートの終了日 プリザンターとの関係
CentOS Linux 8 2021年12月31日(終了) CentOS で動かしている場合は、新しいOSのサーバーへの移行が必要です
.NET 5 2022年5月10日(終了) プリザンター 1.2 が動く実行環境です
.NET Core 3.1 2022年12月13日(終了) プリザンター 1.1(.NET Core版)が動く実行環境です
Windows Server 2012 R2 2023年10月10日(延長サポート。終了) いまの動作環境(Windows Server 2016 以降)には含まれません
CentOS Linux 7 2024年6月30日(終了) プリザンター 1.4.0.0 以降は、CentOS 7 では動作しません
.NET 6 2024年11月12日(終了) プリザンター 1.3 が動く実行環境です
.NET 8 2026年11月10日 プリザンター 1.4 が動く実行環境です。1.5 は .NET 10 で動きます
Windows Server 2016 2027年1月12日(延長サポート) 動作を確認している Windows Server のうち、最も古い版です

※ 日付は Microsoft・CentOS Project・Red Hat の公表によります(2026年10月時点。Microsoft の日付は米国太平洋時間)。

いまの環境の調査から、移行の計画、本番の作業の手順づくりまで、開発元のエンジニアに任せられます。オンサイトでも、リモートでも、エンジニアが直接対応します。

CHECK YOUR VERSION

いまのバージョンを確かめる

プリザンターにログインし、画面右上の「ヘルプ」から「バージョン」を開くと、いまのバージョンを確かめられます。バージョンによって、動いている実行環境と、新しいバージョンへ上げる手順が違います。

※ 古いバージョンでは、「バージョン」の画面が無い場合があります。

いまのバージョン 実行環境 新しいバージョンへ上げる手順(ユーザマニュアル)
0.4x・0.50・0.51 .NET Framework 4.7 / 4.8 .NET Framework版から 1.5 へ移行する(Windows)
1.0・1.1 .NET Core .NET Core版から 1.3 へ移行する(CentOS)
1.2 .NET 5 移行の手順の一覧から、構成の合う手順を選びます
1.3 .NET 6 1.3 から 1.4 へ移行する(Windows)・(Ubuntu)のあと、下の行の手順へ
1.4 .NET 8 1.4 から 1.5 へ移行する(Windows)・(Ubuntu)・(Azure App Service)
1.5 .NET 10 インストーラでバージョンアップ・手動でバージョンアップ

ユーザマニュアルに手順の無い組み合わせでも、最新のバージョンへ直接移行できる場合があります(1.1 から最新のバージョンへ、など)。お使いの構成での進め方は、技術支援サービスでご相談いただけます。

手順の一覧は、ユーザマニュアルのバージョンアップ・移行にあります。Enterprise Edition をお使いの場合は、Enterprise Edition のバージョンアップ手順をご覧ください。

WHAT CHANGES

バージョンアップで変わること・変わらないこと

プリザンターの設定や、スクリプト・サーバスクリプトなどの開発内容は、バージョンアップ後も保持されます。修正や機能追加は、できるだけ後方互換性を保つように行われています。

01 バックアップを取る システムと データベース 02 検証環境で確かめる スクリプトや サーバスクリプトの動作 03 本番に適用する 作業のあいだは Webサーバーを止める 元に戻すとき:作業の前のバックアップと、以前のバージョンの資産で、環境を作り直す 01 バックアップを取る システムとデータベース 02 検証環境で確かめる スクリプトやサーバスクリプトの動作 03 本番に適用する 作業のあいだはWebサーバーを止める 元に戻すときは、作業の前のバックアップと 以前のバージョンの資産で、環境を作り直す
作業の順番。作業の前のバックアップが、元に戻すときの備えになります
  1. 不具合の修正や機能追加の影響で、動作時の挙動が変わる可能性はあります。本番に適用する前に、検証環境でスクリプトやサーバスクリプトの動作を確かめてください
  2. スクリプトやCSSが、画面のDOM構造に依存した書き方になっていると、バージョンアップによって見た目や動作が変わることがあります
  3. 作業の前に、システムとデータベースのバックアップを取ります
  4. 運用中のパラメータファイルを、新しいバージョンへそのまま上書きコピーしないでください。新しいバージョンで追加されたパラメータが失われます
  5. 元のバージョンへ戻したいときは、作業の前に取ったバックアップと、以前のバージョンの資産を使って、環境を作り直して戻せます。作業の前のバックアップが、戻すときの備えになります

バージョンアップ・移行の手順の一覧(ユーザマニュアル)

自社で進めるときに、つまずきやすいところ

  1. パラメータファイルを、以前の環境から新しいバージョンへ上書きコピーしてしまう
  2. 実行環境(.NET)を、新しいバージョンが動くものに入れ替えていない(プリザンター 1.5 は .NET 10 で動きます)
  3. プリザンター 1.5 にしたあと、SQL Server に接続できない(TLS 証明書の検証が既定で有効になりました。SQL Server に証明書を設定するか、接続文字列を見直します)
  4. CodeDefiner を実行していない、または実行するときのパラメータが手順と違う

自社で進めるのが不安な場合や、途中でつまずいた場合は、技術支援サービス(システム導入支援サービス)で、手順づくりから本番の作業まで支援を受けられます。

FROM OLD VERSIONS

古いバージョン(0.4x〜0.51)から移行する

.NET Framework で動く古いバージョン(0.4x〜0.51)のプリザンターから、最新のプリザンター 1.5(.NET 10)へ移行する手順を、ユーザマニュアルに用意しています。対象は、Windows Server・SQL Server・IIS の構成です。

  1. 移行の前に、データベースのバックアップを取ります
  2. 移行元の設定ファイル(Parameters フォルダの中)を編集している場合は、移行先へ上書きコピーせず、変更した箇所を見比べて反映します
  3. 長く使ってきた環境ほど、スクリプトや設定の量が多くなります。影響の調査や動作検証の計画から、技術支援サービス(システム導入支援サービス)で支援します

.NET Framework版プリザンターをプリザンター 1.5 へ移行する手順(ユーザマニュアル)

SERVER MIGRATION

サーバーのOSを入れ替える・別の環境へ移す

Windows Server 2016 や CentOS のように、サポートの終わりが近い、またはすでに終わったOSで動かしている場合は、新しいOSのサーバーにプリザンターを構築し、データベースを移します。自社のサーバーから、自社で契約したクラウドへ移すときも、進め方は同じです。

Windows Server 2016 で動かしている場合

プリザンター 1.5 が動く .NET 10 は、Windows Server 2016 に対応しています。ユーザマニュアルの動作環境にも、Windows Server 2016 が入っています。そのため、OSはそのままでも 1.5 へバージョンアップできます。

ただし、Windows Server 2016 の延長サポートは 2027年1月12日に終わります。1.4 が動く .NET 8 のサポートの終了(2026年11月10日)の、2か月後です。サポートが終わったOSには、セキュリティの修正が提供されません。1.5 へのバージョンアップを計画するときは、同じ機会に新しいOS(Windows Server 2019 / 2022 / 2025)のサーバーへ移すことをおすすめします。作業と検証をまとめられます。

動作環境と推奨スペック(ユーザマニュアル)

  1. 移行先のOS・データベースが、動作を確認している環境に入っているかを確かめます(Windows Server 2019 / 2022 / 2025、Red Hat Enterprise Linux、Ubuntu、AlmaLinux など)
  2. CentOS で動かしている場合は、Red Hat Enterprise Linux・AlmaLinux・Ubuntu などのサーバーへ移します。CentOS 7 では、プリザンター 1.4.0.0 以降が動作しません
  3. SQL Server の場合は、移行元でデータベースを書き出し、移行先で取り込みます
  4. PostgreSQL・MySQL の場合は、バックアップとリストアで移します
  5. 添付ファイルをデータベースの外に保存している場合は、保存先のフォルダも移します
  6. 移行元と移行先で、サーバーやデータベースのタイムゾーンの設定が同じかを確かめます。違うと、記録される日時がずれることがあります

動作環境と推奨スペック 異なる環境にデータベース(SQL Server)を移行する手順 PostgreSQL のバックアップ・リストア手順

移行先でプリザンターのURL(ホスト名)が変わると、レコードに書いたリンクや、外部のシステムに登録したURLが使えなくなることがあります。URLを引き継ぐかどうかは、移行の計画の段階で決めておくのがおすすめです。

新しいサーバーの構築と、旧環境からのデータの移行は、技術支援サービス(システム導入支援サービス)で承ります。URLが変わる場合の影響の洗い出しや置き換えも、ご相談いただけます。

MOVE TO AWS

自社のサーバーから、AWS などのクラウドへ移す

自社のサーバーで動かしているプリザンターを、自社で契約するクラウド(AWS など)へ移せます。AWS では、Amazon EC2 のサーバーにプリザンターをインストールして動かします。ユーザマニュアルに、Amazon EC2 の Red Hat Enterprise Linux 10 にインストールする手順があります。

ここで扱うのは、自社で AWS を契約し、自社で運用する形(セルフホスト)です。開発元が運用するクラウド(Pleasanter.net)へ移す場合は、次の「自社の環境から、クラウドへ移行する」をご覧ください。

構成の例(ユーザマニュアルの手順の構成)

役割 構成
プリザンター(アプリケーション) Amazon EC2 のサーバー。OSは Red Hat Enterprise Linux 10、Webサーバーは nginx
データベース AWS のマネージドのデータベース(MySQL)。接続先は Rds.json に設定します。プリザンターで使えるデータベースは、SQL Server・PostgreSQL・MySQL です
添付ファイルの置き場所 BinaryStorage.json で、データベースの中(Rds)か、サーバーのフォルダ(Local)を選びます
メールの送信 リマインダーや通知のメールを、Amazon SES で送れます(Mail.json に設定します)

SQL Server・PostgreSQL を AWS のマネージドのデータベースで使う場合の注意や、添付ファイルを AWS のストレージサービスに置けるかは、お問い合わせください。

移し方の流れ

  1. 移行元で、データベースのバックアップを取ります。SQL Server はデータベースを書き出し、PostgreSQL・MySQL はバックアップを取ります
  2. AWS 側で、Amazon EC2 のサーバーにプリザンターをインストールします。手動でインストールする手順と、インストーラを使う手順があります
  3. データベースを移します。別の環境にデータベースをリストアしたら、CodeDefiner を実行します
  4. 接続設定(Rds.json)を、移行先のデータベースに合わせます。ほかの設定ファイル(Parameters)も、移行元と見比べて移します。Enterprise Edition をお使いの場合は、ライセンスファイルも移します
  5. プリザンターにログインし、データが移ったことを確かめます

Amazon EC2 の Red Hat Enterprise Linux 10 にインストールする インストーラで Amazon EC2 の Red Hat Enterprise Linux 10 にインストールする Rds.json(データベースの接続設定) BinaryStorage.json(添付ファイルの保存先) Amazon SES でメールを送信する

異なる環境にデータベース(SQL Server)を移行する手順 MySQL のバックアップ・リストア手順 PostgreSQL のバックアップ・リストア手順 バックアップとリストアの方法(別の環境へリストアするとき)(いずれもユーザマニュアル)

移行にあわせてできること

AWS へ移す機会に、データベースを SQL Server から PostgreSQL へ移すことや、Enterprise Edition にして項目を増やすこともできます。

PostgreSQL へ移行する(SQL Server Express の容量の上限に達したら) Enterprise Edition にして項目を増やす(項目拡張)

AWS で使う OS・データベースの選び方や、サーバーのスペックの目安は、お問い合わせください。新しいサーバーの構築と、旧環境からのデータの移行は、技術支援サービス(システム導入支援サービス)で承ります。

MOVE TO THE CLOUD

自社の環境から、クラウドへ移行する

セルフホスト(オンプレミスや、自社で契約した IaaS・PaaS)で運用しているプリザンターを、クラウドの専用環境へ移行できます。レコードだけでなく、添付ファイルも含めて移せます。サーバーを自社で持たずに使いたい場合の移行先になります。

セルフホスト オンプレミス 自社で契約した IaaS・PaaS クラウドの専用環境 Pleasanter.net の 専用環境 どちらの向きにも 移行できます 添付ファイルも 含めて移せます クラウドの共用環境 Pleasanter.net 専用環境へ移行できます セルフホストへは持ち出せません
移行できる向き。自社の環境からクラウドの専用環境へは、添付ファイルも含めて移せます
移行元 移行先 移行
セルフホスト(オンプレミス、自社で契約した IaaS・PaaS) クラウドの専用環境(Pleasanter.net の専用環境) できます。添付ファイルも含めて移せます
クラウドの専用環境(Pleasanter.net の専用環境) セルフホスト(オンプレミス、自社で契約した IaaS・PaaS) できます。添付ファイルも含めて移せます
クラウドの共用環境(Pleasanter.net の共用環境) クラウドの専用環境(Pleasanter.net の専用環境) できます
クラウドの共用環境(Pleasanter.net の共用環境) セルフホスト(オンプレミス、自社で契約した IaaS・PaaS) できません。共用環境のデータは、セルフホストへ持ち出せません

クラウドの共用環境からは、専用環境へ移行できます。共用環境のデータを、セルフホストへ持ち出すことはできません。将来セルフホストへ移す可能性がある場合は、専用環境をお選びください。

クラウドへの移行については、お問い合わせください。

SQL SERVER EXPRESS LIMITS

SQL Server Express の容量の上限に達したら

SQL Server Express は無料で使えるエディションですが、使えるリソースに上限があります。データベースの使用量が上限を超えると、データの書き込みでエラーになるほか、ログイン画面を表示できなくなるおそれがあります。

リソース SQL Server Express の上限
データベースの容量 SQL Server 2025 Express 以降:50 GB
SQL Server 2022 Express 以前:10 GB
メモリ 1,410 MB
CPU 1 物理 CPU または 4 コアの小さいほう

メモリとCPUにも上限があります。容量に余裕があっても、利用者やデータが増えて性能の改善が必要になった場合は、SQL Server の有償のエディションなどへの移行をおすすめします。どこが遅いのかの調査は、技術支援サービスのパフォーマンス調査で承ります。

データベースの使用量を減らす

移行の前に、いまのデータベースの使用量を減らせる場合があります。

  • 添付ファイルをデータベースの外に保存する

    設定(BinaryStorage.json)で、添付ファイルや画像の保存先を、データベースからサーバーのフォルダ(ローカルストレージ)に変えられます。設定を変えたあとにアップロードしたファイルから、新しい保存先に保存されます。この設定にすると、以後のバックアップと移行では、データベースと保存先のフォルダの両方が対象になります

  • システムログ(SysLogs)を定期的に削除する

    設定(BackgroundService.json の DeleteSysLogs)で、保存日数を過ぎたシステムログを自動で削除できます(1.3.23.0 以降)。たまったログをまとめて削除する手順もあります

  • ごみ箱のレコードを定期的に削除する

    削除したレコードは、ごみ箱に残ります。保存期間を過ぎたものを自動で削除できます(1.3.25.0 以降)

BinaryStorage.json(添付ファイルの保存先) 添付ファイル格納方式の選択基準 プリザンターのログを削除したい BackgroundService.json

PostgreSQL へ移行する

PostgreSQL はオープンソースのデータベースで、SQL Server Express のようなデータベース容量の上限がありません。プリザンターは PostgreSQL 14〜18 での動作を確認しており、SQL Server のデータを PostgreSQL へ移行する手順を用意しています。移行には、プリザンターに付属するツール(CodeDefiner)を使います。

  1. 移行元と移行先のプリザンターを、同じバージョンにそろえてから移行します
  2. データベースごとの仕様の違いでエラーになることがあるので、本番の前にリハーサルを行います
  3. 数百メガバイト単位の添付ファイルなど、大きなデータは移行中にエラーになる可能性があります。事前に確かめておきます

SQL Server Express の制約について 異なる種類のDBにデータを移行する手順

データベースの移行の計画と実行は、技術支援サービス(システム導入支援サービス)で承ります。

ほかの選択肢

SQL Server 2022 Express 以前をお使いの場合は、SQL Server 2025 Express にすると、データベース容量の上限が 10 GB から 50 GB になります。データが増え続ける見込みなら、上限の無い PostgreSQL への移行か、SQL Server の上位のエディションを検討します。

上限に達する前に気づく

Enterprise Edition の運用管理ツール(Operations Tools)の監視アラートでは、データベース・システムテーブル・サイトの使用量に上限値を設定でき、超えると画面にアラートが表示されます。レコード数やバイナリサイズの推移も、運用レポートのグラフで確かめられます。

Enterprise Edition の機能を見る

すでに上限に達して、登録できなくなっている場合

SQL Server 2025 Express への入れ替え(上限 50 GB)か、PostgreSQL への移行で解消できます。お急ぎの場合は、お問い合わせください。

SECURITY

移行にあわせて、セキュリティを強化する(二要素認証・通信の暗号化)

サーバーを作り直す移行は、セキュリティを強化するよい機会です。ログインに二要素認証を入れ、通信を暗号化できます。

パスキー認証などの二要素認証を入れる

パスワードだけに頼らないログインにできます。最新のバージョンでは、パスキー認証も選べます。

  1. パスキー認証(1.5.1.0 以降)
  2. 認証アプリを使う、TOTP による二段階認証
  3. メールによる二段階認証

パスキー認証を利用する TOTP による二段階認証を利用する メールによる二段階認証を利用する

通信を暗号化する(TLS)

ブラウザとサーバーのあいだ、プリザンターとデータベースのあいだ、メールの送信のそれぞれを、TLS で暗号化できます。

利用者 ブラウザ HTTPS サーバー プリザンター TLS データベース SQL Server など SSL/TLS メールサーバー SMTP
暗号化できる通信は 3 つ。ブラウザとサーバー、プリザンターとデータベース、メールの送信
  1. ブラウザとサーバーのあいだ:HTTPS で使う環境では、cookie に secure 属性を付ける設定と、HTTPS での通信を強制する設定(HSTS)を有効にできます
  2. プリザンターとデータベースのあいだ:プリザンター 1.5(.NET 10)では、SQL Server への接続で TLS 証明書の検証が既定で有効になりました。SQL Server に TLS 証明書を設定して使います
  3. メールの送信:SMTP サーバーへの接続を SSL/TLS で暗号化できます

Security.json(secure 属性・HSTS) 1.5 以降で SQL Server を使う際の接続文字列について Mail.json(メール送信の暗号化)

証明書の用意やサーバーの設定を含めて、移行とあわせて技術支援サービス(システム導入支援サービス)でご相談いただけます。

EXTENDED COLUMNS

移行にあわせて、Enterprise Edition にして項目を増やす(項目拡張)

「項目が足りなくて、テーブルを分けている」「これ以上、項目を足せない」。移行の作業にあわせて Enterprise Edition にアップグレードすると、項目拡張で、1つのテーブルで使える項目を増やせます。

エディション 1つのテーブルで使える項目
Community Edition 基本項目に加えて、6種類の項目が、それぞれ 26 個まで(合計 156 項目)
Enterprise Edition(項目拡張) 6種類の項目の合計で、最大 900 個まで(MySQL は最大 256 個まで)

※ 6種類の項目は、分類・数値・日付・説明・チェック・添付ファイルです。

移行のときが、項目を増やすよい機会です

  1. 項目拡張は、データベースのテーブルの構造を変える作業です。事前にデータベースのバックアップを取り、CodeDefiner を実行します
  2. 移行やバージョンアップでも、データベースのバックアップを取り、データベースを扱います。同じ機会に行うと、作業と検証をまとめられます
  3. Enterprise Edition へは、いまの環境にライセンスファイルを置いて切り替えます。環境を作り直す必要はありません

データベースを扱う作業は、開発元に任せられます

データベースを直接扱う作業は、慣れていないと不安なものです。移行の作業とあわせて、Enterprise Edition へのアップグレードと項目拡張まで、開発元のエンジニアに任せられます。技術支援サービス(システム導入支援サービス)で承ります。

Enterprise Edition は、年間サポートサービスのご契約で使えます。

Enterprise Edition の機能を見る 項目拡張手順(ユーザマニュアル)

AI INTEGRATION

最新のバージョンで、AIと連携できるようになります

プリザンター 1.5 には、AIとつながる機能が加わりました。バージョンアップすると、これまでためてきた業務データを、そのままAIで活かせるようになります。

AIに話しかけるだけで、プリザンターを使える

プリザンターに組み込まれたMCPサーバ「Pleasanter MCP」(1.5.2.0 以降)を使うと、AIエージェントに自然なことばで頼むだけで、画面を開かずにデータを探したり、書き込んだりできます。

  1. 「今月受注予定の商談を一覧にして」と頼むだけで、AIがレコードを探して集計する
  2. 「この内容で問い合わせを登録して」「状況を完了にして」と、レコードの作成・更新・削除もことばで
  3. テンプレートを指定して、新しいサイトを作ることもできる(1.5.8.0 以降)

ためてきたデータが、質問に答えるチャットボットになる

RAG連携(1.5.8.0 以降)は、テーブルのレコードをAIの知識として自動で受け渡すしくみです。長く使ってきた環境にたまっている業務データが、そのまま活きます。

  1. FAQや問い合わせの対応履歴、社内規程をもとに、社員やお客様の質問に答えるチャットボットを作れる
  2. レコードを作成・更新・削除すると自動で反映されるので、チャットボットの知識がいつも最新

情報システム部門も、安心して始められる

  1. AIからの操作を記録し、いつ・どのユーザが・何をしたかを画面で確かめられる(MCPログ)
  2. 読み取り専用モードで、まずは参照だけから始められる
  3. 自社のサーバーで動かし、社内のAIとつなげば、業務データを社外に出さずにAIを使える

何から始めるかの整理や、効果を確かめる検証は、技術支援サービスの生成AI・PoC支援で相談できます。

Pleasanter MCPを使う(ユーザマニュアル) RAG連携(ユーザマニュアル)

ほかにも、新しい機能が使えるようになります

  1. プリザンターのアカウントを持たない社外の人に、期間を決めて入力画面を公開できるフォーム機能(1.4.23.0 以降)
  2. パスキー認証(1.5.1.0 以降)
  3. 一覧やエディタの画面のレイアウトを、ドラッグ&ドロップで編集できるスマートデザイン(1.4.15.0 以降。エディタのタブの編集は 1.5.3.0 以降)

フォーム パスキー認証を利用する スマートデザイン

Enterprise Edition に含まれるツールにも、対応するバージョンがあります(Operations Tools は 1.5.0.0 以降、Site Visualizer のプロセス図表示は 1.5.4.0 以降)。困りごとから選ぶ、Enterprise Editionのツール

VULNERABILITY FIXES

これまでに公表した脆弱性を、まとめて解消できます

プリザンターでは、脆弱性が見つかったときに、内容と対策済みのバージョンをお知らせしています。これまでにお知らせした脆弱性は、どれも対策済みのバージョンを提供しています。最新のバージョンに上げると、下の一覧の脆弱性をまとめて解消できます。

これまでのお知らせは 7 件(2022年11月〜2025年10月)です。いちばん新しいものは、1.4.21.0 以降で解消しています。

お知らせした脆弱性と、解消したバージョンの一覧を見る

公表日 内容 解消したバージョン お知らせ
2022年11月9日 実行環境(.NET)の情報漏えいの脆弱性(CVE-2022-41064)。.NET Core版のプリザンターが対象 1.3.25.3 お知らせを見る
2023年5月25日 クロスサイトスクリプティング(マークダウン形式で入力できる項目) 1.3.38.2 以降 お知らせを見る
2023年6月22日 クロスサイトスクリプティング、ディレクトリトラバーサル(画像の貼り付け、ファイルの添付) 1.3.40.0 以降 お知らせを見る
2023年11月13日 SAML認証の脆弱性(SAML認証を使っている場合) 1.3.47.0 以降 お知らせを見る
2023年11月13日 クロスサイトスクリプティング、オープンリダイレクト、テンポラリデータのアクセス制御の不備 1.3.48.0 以降 お知らせを見る
2024年1月15日 クロスサイトスクリプティング(改ざんされたリクエストによるもの) 1.3.50.0 以降 お知らせを見る
2024年7月29日 画像を扱うライブラリ(ImageSharp)の脆弱性。細工された GIF 画像によるサービス拒否。1.3.48.0〜1.4.6.3 が対象 1.4.6.4 以降 お知らせを見る
2025年10月24日 クロスサイトスクリプティング(添付ファイルのプレビュー、内容・説明・コメントの項目) 1.4.21.0 以降 お知らせを見る

※ 「解消したバージョン」より前のバージョンをお使いの場合が対象です。対象の条件と内容の詳しい説明は、それぞれのお知らせをご覧ください。

クラウド(Pleasanter.net)をお使いの場合は、開発元がメンテナンスやバージョンアップで対策を適用しています。

TECHNICAL SERVICES

開発元の技術支援サービスに任せる

バージョンアップと環境移行は、作業の前の調査と検証で結果が決まります。開発元のエンジニアが、いまの環境の調査から、移行の計画、本番の作業の手順づくりまで支援します。

DIRECT SUPPORT

開発元のエンジニアが、直接対応します

プリザンターを開発しているエンジニアが、お客様の環境に合わせて、調査から本番の作業まで直接対応します。作業を任せられるので、社内に詳しい人がいなくても、バージョンアップや移行を進められます。

  • オンサイトでの対応 エンジニアがお客様のところへ伺い、その場で作業します。社外から接続できない環境でも対応できます。
  • リモート環境からの対応 お客様のオンプレミス環境に、VPN などで接続して作業します。遠方のお客様でも、訪問なしで進められます。
  • クラウド環境に接続しての対応 お客様が契約しているクラウド環境に接続して、構築や移行の作業をします。

※ オンサイトの場合は、別途、交通費・出張費が発生する場合があります。

システム導入支援サービスで頼めること

  1. 安全なバージョンアップの手順の策定とサポート。非互換情報の影響調査と、既存のカスタマイズ箇所の動作検証の計画から始めます
  2. 旧環境からのデータ移行の計画と実行。サポート切れのOSで動いている環境を、新しいOSのサーバーやパブリッククラウドへ移します
  3. オンプレミスや、自社で契約したクラウドへの環境の構築。将来の本番運用を見据えたパラメータで構築します
  4. 構築した担当者が替わっている環境も、既存のカスタマイズ箇所の調査から始められます

相談は、ご相談(課題・期限・体制のヒアリング)→ 切り分け → 支援範囲の策定 → 実施、の流れで進みます。まず短い時間で相談したい場合は、開発元のエンジニアにオンラインで相談できる Web相談サービスもあります。

自社で進める場合

ユーザマニュアルの手順に沿って進めます。本番の前に、検証環境で手順とスクリプトの動作を確かめてください。構築を担当した認定パートナーがいる場合は、まずそのパートナーにご相談ください。

バージョンアップ・移行(ユーザマニュアル) 認定パートナーを探す

年間サポートサービスをご契約の場合

年間サポートサービスで受けられるのは、バージョンアップについてのアドバイスと、操作や設定のQ&A、トラブルが起きたときのサポートです。影響の調査、移行の計画と実行、作業の手順づくりは、技術支援サービスで承ります。

年間サポートサービス

お客様の環境の保守を請け負っている会社の場合

技術支援サービスに任せる・自社で進める・年間サポートサービスで相談する、の進め方は、お客様の環境を保守している会社にも当てはまります。この立場からは、次のように読めます。

  1. 自社で進める:お客様の本番環境に適用する前に、検証環境で手順とスクリプト・サーバスクリプトの動作を確かめます
  2. 年間サポートサービスで相談する:受けられるのは、バージョンアップについてのアドバイスと、操作や設定のQ&A、トラブルが起きたときのサポートです
  3. 技術支援サービスに任せる:影響の調査、移行の計画と実行、作業の手順づくりを、開発元に任せられます。構築した担当者が替わっている環境も、既存のカスタマイズ箇所の調査から始められます

年間サポートサービスを誰が契約するかや、お客様に納めるときのライセンスは、システム開発会社の方へにまとめています。

バージョンアップ・環境移行のよくある質問

バージョンアップすると、作ったアプリやスクリプトは使えなくなりますか?

設定やスクリプトなどの開発内容は、バージョンアップ後も保持されます。機能の廃止や明確な非互換の変更がない限り、従来の設定をそのまま使える想定です。ただし、スクリプトやCSSが画面のDOM構造に依存した作りになっている場合は、バージョンアップによって動作しなくなったり、見た目が変わったりする可能性があります。本番の前に、検証環境で動作を確かめてください。

バージョンアップの作業のあいだ、プリザンターは止まりますか?

はい。作業のあいだは、Webサーバーを止めます。止める時間は、データの量や構成によって変わります。本番の前に検証環境で手順を通しておくと、止める時間を見積もれます。

SQL Server から PostgreSQL へ移すとき、データはすべて移せますか?

はい。プリザンターに付属するツール(CodeDefiner)で、SQL Server のデータを PostgreSQL へ移行できます。移行元と移行先のバージョンをそろえること、本番の前にリハーサルを行うことが前提です。数百メガバイト単位の大きな添付ファイルは、移行中にエラーになる可能性があるので、事前に確かめます。

0.4x〜0.51 のような何世代も前のバージョンからでも、最新のバージョンへ上げられますか?

はい。.NET Framework で動く古いバージョン(0.4x〜0.51)からは、プリザンター 1.5 へ一度に移行する手順を、ユーザマニュアルに用意しています。ユーザマニュアルの 1.3 からの手順は、1.4 へ移行したあと 1.5 へ上げる、2 段階です。1.0〜1.2 からの手順は、お使いのバージョンと構成によって異なります。お使いのバージョンごとの手順は、このページの「いまのバージョンを確かめる」の表をご覧ください。
ユーザマニュアルに手順の無い組み合わせでも、最新のバージョンへ直接移行できる場合があります。長く使ってきた環境で、スクリプトや設定への影響が心配な場合も含めて、技術支援サービスでご相談いただけます。
.NET Framework版から 1.5 へ移行する手順

Windows Server 2016 で動かしています。何をすればよいですか?

Windows Server 2016 の延長サポートは 2027年1月12日までです。新しいOSのサーバーにプリザンターを構築し、データベースを移します。プリザンターのバージョンも古い場合は、OSの入れ替えとバージョンアップを一度に計画すると、作業と検証をまとめられます。

自社で運用している環境から、クラウドへ移行できますか?

はい。セルフホスト(オンプレミスや、自社で契約した IaaS・PaaS)から、クラウドの専用環境へ移行でき、添付ファイルも含めて移せます。専用環境からセルフホストへ移すこともできます。クラウドの共用環境からは、専用環境へ移行できます。共用環境のデータを、セルフホストへ持ち出すことはできません。

AWS で動かせますか? 自社のサーバーから AWS へ移せますか?

はい。Amazon EC2 のサーバーにプリザンターをインストールして動かせます。ユーザマニュアルに、Amazon EC2 の Red Hat Enterprise Linux 10 にインストールする手順(手動・インストーラ)があります。自社のサーバーから移す場合は、移行元でデータベースのバックアップを取り、AWS 側にインストールしたプリザンターへデータベースを移して、接続設定(Rds.json)を合わせます。進め方は、このページの「自社のサーバーから、AWS などのクラウドへ移す」をご覧ください。
Amazon EC2 の Red Hat Enterprise Linux 10 にインストールする手順

AWS で使える OS とデータベースは? 推奨のスペックは?

ユーザマニュアルの AWS の手順は、OSが Red Hat Enterprise Linux 10、データベースが AWS のマネージドのデータベース(MySQL)の構成です。プリザンターの動作を確かめている OS・データベースと推奨スペックは、ユーザマニュアルの「動作環境と推奨スペック」にあります。推奨スペックの表に AWS の欄は無いので、動作環境に無い OS を使う場合や、AWS のサーバーとストレージの選び方は、お問い合わせください。
動作環境と推奨スペック

Enterprise Edition を使っています。バージョンアップの手順は同じですか?

Enterprise Edition には、専用のバージョンアップ手順があります。
Enterprise Edition のバージョンアップ手順

バージョンアップの後に、元のバージョンへ戻せますか?

はい。作業の前に取ったバックアップと、以前のバージョンの資産を使って、環境を作り直して元に戻せます。そのために、作業の前に、システムとデータベースのバックアップを取っておきます。

CentOS で動かしています。何をすればよいですか?

CentOS Linux 8 は 2021年12月31日、CentOS Linux 7 は 2024年6月30日にサポートが終わっています。プリザンター 1.4.0.0 以降は CentOS 7 では動作しないので、Red Hat Enterprise Linux・AlmaLinux・Ubuntu などのサーバーを新しく用意し、データベースのバックアップとリストアでデータを移します。.NET Core版(1.1)をお使いの場合は、1.3 へ移行する手順がユーザマニュアルにあります。
.NET Core版から 1.3 へ移行する(CentOS)

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