COMPANY-WIDE GUIDE

部署から全社へ:プリザンターを全社で使うときのガイド

部署で使い始めたプリザンターを、全社の業務へ広げるときに決めることをまとめました。権限の設計、社内の認証との連携、性能、検証環境と本番環境、運用の把握、利用人数とプランについて、要点と、ユーザマニュアルの該当ページを案内します。

利用を広げる段階と、決めること

1つの部署で使っている間は、サイトを作った人が、使う人にアクセス権を付けます。使う部署が増え、全社で使うようになると、決めておくことが増えます。

利用の段階 決めること 1つの部署で使う 作った人が、使う人に権限を付ける 複数の部署で使う 組織・グループの単位で権限を付ける フォルダで分けて、権限を継承する 全社で使う 社内の認証とつなぐ 性能と冗長構成を検討する 検証環境と本番環境を分ける 利用状況と権限を見える化する 人数に合うプランを選ぶ
利用を広げる段階と、このページで取り上げる「決めること」

全社展開の前に決めること

社内で決めることを、一覧にしました。右の列から、このページの該当する節へ進めます。

決めること このページの節
ユーザー・組織・グループを、誰が管理するか 1. 全社展開で最初に決めること
サイトを、誰が作ってよいか 1. 全社展開で最初に決めること
作る人が増えたときの決めごと(フォルダの分け方、ひな形、共通のマスタ) 2. 作る人が増えたときに、決めておくこと
権限を、どの単位で付けるか(サイト・レコード・項目、組織・グループ) 3. 権限の設計
社内の認証と、どの方式でつなぐか 4. 認証の連携
性能の検証と、止められない業務の構成 5. 重くしない設計と、性能
検証環境と本番環境を、どう分けて移すか 6. 検証環境から本番環境へ
利用状況・権限・作りを、どう確かめるか 7. 運用を見える化する
無料のまま使うか、どのプランにするか 8. 利用人数とプラン
自分たちで進めるか、誰と進めるか 9. 全社展開の進め方

1. 全社展開で最初に決めること

使う部署が増える前に、誰がユーザーや組織を管理するか、誰がサイトを作ってよいか、組織とグループをどう持つかを決めておきます。

誰が管理するか:ユーザーの3つの種類

プリザンターのユーザーは、一般ユーザー・テナント管理者・特権ユーザーの3つに分かれます。種類によって、できる操作が違います。

種類 できること アクセス権のないサイト
一般ユーザー アクセス権のあるサイト・レコードの閲覧と操作、サイトの作成 閲覧・操作できません
テナント管理者 一般ユーザーの操作に加えて、テナント・組織・グループ・ユーザーの管理 閲覧・操作できません
特権ユーザー テナント管理者の操作に加えて、システムログの表示、ほかのユーザーに成り代わる操作(スイッチユーザー)、トップ画面のごみ箱の操作など アクセス権にかかわらず、すべてのサイト・レコードを操作できます
  1. インストールした直後にあるユーザー「Administrator」は、テナント管理者です。特権ユーザーは、インストールした直後には存在しません
  2. テナント管理者にするかどうかは、ユーザーの管理の画面で設定します。特権ユーザーは、パラメータファイル(Security.json)で設定します
  3. テナント管理者や特権ユーザーが持つ権限を、一般ユーザーに個別に与えることはできません

マニュアル:ユーザ管理機能(ユーザ種別)
マニュアル:テナント管理者の設定
マニュアル:特権ユーザの設定

誰が作ってよいか

既定では、一般ユーザーもサイトを作成できます。パラメータファイル(User.json)の設定で、次の操作を、ユーザーの管理の画面で許可したユーザーだけにできます。

  1. トップ画面にサイトを作成する(「サイトトップへの作成を許可」にチェックしたユーザーだけ)
  2. グループを作成する、グループを管理する
  3. APIを使う

トップ画面へのサイトの作成を制限する設定は、Pleasanter.netではできません。

マニュアル:特定ユーザにのみサイトトップでの新規サイト作成を許可したい
マニュアル:パラメータ設定 User.json

組織・グループ・ユーザーの持ち方

アクセス権は、組織・グループ・ユーザーのどの単位にも付けられます。組織とグループの違いは次のとおりです。

  1. 組織:ユーザーの所属です。一人のユーザーは、1つの組織にしか所属できません
  2. グループ:ユーザーや組織をまとめて、グループの単位でアクセス制御をするための仕組みです。一人のユーザーや1つの組織は、複数のグループに所属できます
  3. グループには、子グループを追加できます。子グループは、親グループのアクセス権を継承します

ユーザーを新しく作るときに、ほかのユーザーのアクセス権をコピーする機能はありません。あらかじめ各サイトで組織やグループにアクセス権を設定しておき、新しいユーザーを組織やグループに所属させると、ユーザーごとにアクセス権を付ける作業を減らせます。ユーザー・組織・グループは、CSVファイルからまとめて登録できます。

マニュアル:組織管理機能
マニュアル:グループ管理機能
マニュアル:子グループの追加
マニュアル:ユーザのインポート
マニュアル:ユーザ新規作成時に特定ユーザのアクセス権と同様のアクセス権を設定したい

2. 作る人が増えたときに、決めておくこと

サイトを作る人が増える前に、次のようなことを決めておくと、あとから整理しやすくなります。それぞれに使えるプリザンターの機能を並べました。

決めておくこと 使える機能 要点
フォルダの分け方を、権限の単位にそろえる フォルダと、アクセス権の継承 フォルダにアクセス権を設定すると、配下のテーブルなどに継承できます。フォルダの配下にサイトを作るときに、アクセス権を継承しない状態で作る設定もあります(プリザンター 1.4.13.0 以降)
マニュアル:サイトのアクセス制御
マニュアル:サイト作成時に継承しない
どこに作ってよいかを決める トップ画面へのサイトの作成の制限 トップ画面にサイトを作れるのを、許可したユーザーだけにできます。設定は1. 全社展開で最初に決めることにあります
よく使う構成を、ひな形として配る サイトパッケージ フォルダやテーブル、リンクの構造、サマリなどを設定した状態で書き出し、別の場所で読み込んで、同じ構成のサイトを作れます
マニュアル:サイトパッケージ
共通で使う情報(マスタ)のテーブルを決める リンク リンクでテーブルの間に親子関係を設定すると、親のテーブルのレコードを、子のテーブルの項目の選択肢として選べます。マスタとしてだけ使うテーブルは、「読取専用の場合は画面に表示しない」をオンにすると、読取りの権限だけを持つユーザーの画面には表示されません
マニュアル:リンク
マニュアル:読取専用の場合は画面に表示しない
作りを、あとから確かめられるようにする Site Visualizer(Enterprise Edition) サイトの設定の一覧、テーブルのつながりのER図、プロセスの図を表示できます。7. 運用を見える化するにまとめています
設計を、作る前に見てもらう 技術支援サービス テーブル設計やアクセス権限、スクリプトの構成のレビューを頼めます。9. 全社展開の進め方にまとめています

作る人を増やした企業の事例

アプリを作るときのルールを設けて、ユーザー部門でのアプリの作成を進めた事例です。

  1. KHネオケム株式会社 様:業務システムを内製化できる環境と体制を整備。内製化を実現するうえで必須の機能を本体拡張開発としてメーカーに依頼。
  2. 株式会社TBK 様:サポート終了となる既存グループウェアをプリザンターに移行。ユーザー部門が欲しい業務アプリを自ら作成できる体制を構築。

3. 権限の設計

プリザンターでは、テーブル(サイト)・レコード(行)・項目(列)のそれぞれに、ユーザー・組織・グループの単位でアクセス制御ができます。3つは、効く範囲が違います。

サイト(フォルダ・テーブル) 項目A 項目B 項目C レコード1 レコード2 レコード3 サイト:テーブル全体に、誰が何をできるか レコード:行ごとに、権限を付ける相手を変える 項目:列ごとに、見える・書けるを変える
サイト・レコード・項目の、3つのアクセス制御
アクセス制御 効く範囲 設定すること
サイトのアクセス制御 設定したフォルダ・テーブル。フォルダに設定した場合は、権限を継承しているサイトにも適用されます 組織・グループ・ユーザーごとに、読取り・作成・更新・削除・エクスポート・サイトの管理などの権限を付けます
レコードのアクセス制御 設定したあとに、新規作成・更新したレコード。既存のレコードは、個別に設定が必要です レコードを作成・更新したユーザーの組織やグループ、レコードの「管理者」「担当者」のユーザーなどに、自動でアクセス権を付けます
項目のアクセス制御 テーブル内のすべてのレコード(既存のレコードにも適用されます) 項目ごとに、作成時・読取り時・更新時の制御を設定します。読取り時の制御では、アクセス権のない利用者に項目が表示されません。更新時の制御では、項目が読取専用になります

マニュアル:アクセス制御の概要

サイトのアクセス権と、継承

  1. アクセス権には、読取り・作成・更新・削除・メール送信・エクスポート・インポート・サイトの管理・権限の管理の9種類があります。組み合わせた標準のパターンとして、読取専用・書き込み・リーダー・管理者があります
  2. トップ画面に作ったサイトは、作成者にすべてのアクセス権が付き、ほかのユーザーには表示されません。作成者が、ほかのユーザーにアクセス権を付けます
  3. 2階層目以降に作ったサイトは、1階層目のサイトの権限の設定を継承します。フォルダにアクセス権を設定すると、配下のテーブルなどに継承できます
  4. 継承を外して、サイトごとに独自のアクセス権を設定することもできます。サイトの構造を変更しても、権限の設定は変化しません

マニュアル:フォルダ機能

設計のときに気をつけること

  1. レコードのアクセス制御は、レコード1件ごとに権限を設定するものです。特定の条件で一覧に表示するレコードを絞り込みたい場合は、サーバスクリプトや拡張SQLを使う方法が、マニュアルで案内されています
  2. レコードのアクセス制御では、作成・エクスポート・インポート・サイトの管理の権限は付与されません。これらはサイトのアクセス制御で設定します
  3. 読取り時のアクセス制御を設定した項目を「タイトル結合」に指定すると、タイトルの上ではアクセス制御が行われません。見せたくない項目は、タイトル結合に指定しないでください
  4. ビュー、エクスポートの書式、プロセスのボタンにも、使えるユーザー・組織・グループを設定できます

マニュアル:レコードのアクセス制御(レコードの編集)

4. 認証の連携

社内の認証基盤とつなぐ方法は、マニュアルの「認証と認可」にまとまっています。やりたいことから、方式を選べます。

やりたいこと 方式 要点
Active Directoryのユーザーとセキュリティグループを取り込みたい Active Directoryとの連携(同期) ユーザー・組織・セキュリティグループを、設定したスケジュールで取り込みます。パスワードは同期されません。セキュリティグループの同期は、プリザンターをWindows環境に構築している場合に使えます
Windowsにログインしたまま、プリザンターを使いたい 統合Windows認証によるシングルサインオン サーバーとクライアントPCが、Active Directoryにドメイン参加していることなどが前提です
LDAPサーバーで認証したい LDAP認証 Active DirectoryなどのLDAPサーバーでユーザーを認証します。LDAPサーバーに登録されていないユーザーのために、ローカル認証と併用できます。通信の暗号化には、LDAPSを使います
IDプロバイダでシングルサインオンしたい SAML認証
Microsoft Entra IDによるシングルサインオン
ログインに成功すると、SAMLレスポンスのユーザーデータをもとに、プリザンターのユーザーを作成・更新します。プリザンターに、SP側のメタデータを発行する機能はありません
IDプロバイダでのユーザーの追加・変更・削除を、自動で反映したい SCIM機能 IDプロバイダからプリザンターへ、ユーザー情報とグループ情報を自動で連携します。マニュアルでは、Microsoft Entra IDを使う場合の設定を説明しています。プリザンター 1.5.8.0 以降の機能で、年間サポートのプランによって使えます
ログインの確認を強くしたい パスキー認証
TOTPによる二段階認証
メールによる二段階認証
パスキー認証は、HTTPSの環境で使えます。二段階認証は、認証アプリを使う方法と、メールで確認コードを受け取る方法があります

マニュアル:認証と認可
マニュアル:プリザンターにActive Directoryのユーザ情報を同期する

連携するときに気をつけること

  1. Active Directoryと同期した組織・グループ・ユーザーは、プリザンターの側で編集しないでください。編集しても、次の同期でActive Directoryの情報に上書きされます
  2. Active Directoryから同期されたユーザーは、プリザンターからパスワードを変更できません
  3. LDAP認証やSAML認証でユーザー情報を取得する設定にした場合、ユーザーの管理の画面で名前や組織を更新しても、認証サーバーから取得した情報で上書きされます
  4. SCIM機能の連携は、IDプロバイダからプリザンターへの一方向です。プリザンターの側で変更したユーザー情報やグループ情報は、IDプロバイダへ連携されません
  5. SAML認証は、Pleasanter.netの共有環境では使えません

SAML認証とSCIM機能の違い

SAML認証は、認証(シングルサインオン)の仕組みで、ユーザーがプリザンターにアクセスしたときに動きます。SCIM機能は、ユーザー情報を自動で連携する仕組みで、管理者がIDプロバイダでユーザーを追加・変更・削除したときに動きます。

5. 重くしない設計と、性能

使う人やレコードが増えると、性能に影響が出る場合があります。マニュアルに書かれている範囲で、要点をまとめます。

性能は、いくつもの要因で決まる

マニュアルでは、性能は、アクセス制御の設定、リンクの設定、フィルタでの検索条件、項目数、項目に入っている文字の量、ハードウェアの性能、同時アクセス数など、複合的な要因で悪化する場合があるとしています。

  1. サイト数やレコード数に、システム上の制限はありません。最大値の目安は、マニュアルにあります
  2. 目安の範囲内でも、十分な性能が出ない場合があります。個別の環境や要件に合わせた事前の検証が必須とされています

マニュアル:サイトの作成数や登録レコード件数の最大値は?
マニュアル:プリザンターの動作環境や推奨スペックが知りたい

パラメータの設定で、負荷を抑える

  1. 多数のユーザーが同時にアクセスして画面の表示が遅くなる場合:セッションデータの保持にKVSを使う設定で、解決する可能性があります
  2. 大量のレコードがあるテーブルでサマリ同期をする場合:処理を一定の件数ごとに区切り、待機時間を設ける設定で、データベースの高負荷を抑えられます
  3. リマインダーの設定件数やユーザー数が多い環境の場合:リマインダーの確認処理の起動間隔を変える設定で、データベースの定常的な負荷を減らせます(プリザンター 1.5.5.0 以降)

マニュアル:パフォーマンス
マニュアル:プリザンターでKVSを利用する

大規模運用サポート機能

全社のインフラとして大規模に運用するときの、安定した応答性能を支える追加機能です。年間サポートサービスの契約プランによって、使える機能が違います。

  1. 同時実行の抑止:1つのテーブルに対する、インポートや一括更新などの大量データの一括操作が、同時に実行されないようにします
  2. キューイング:レコードのエクスポートとインポートを、バックグラウンドのジョブとして順に実行します
  3. レートリミット:利用者・IPアドレス・APIキーの単位で、過剰なリクエストを抑えます
  4. サイト設定のキャッシュ:一度読み込んだサイト設定を、Webサーバーのメモリ上で再利用します。テーブルごとに有効にできます

どのプランでどの機能が使えるかは、マニュアルの一覧をご確認ください。

マニュアル:大規模運用サポート機能

止められない業務には、冗長構成を検討する

サーバーを複数台にして動かすための設定は、マニュアルの「クラスタ化への備え」にあります。年間サポートのビジネス以上のプランでは、冗長構成や高可用性についての技術的な相談ができます(冗長構成QAサポート)。

マニュアル:クラスタ化への備え

6. 検証環境から本番環境へ

検証用の環境で作ったサイトを、本番の環境へ移す方法は2つあります。サイトパッケージと、Enterprise Editionに含まれるDevelopment Toolsです。

サイトパッケージ Development Tools(サイト設定の移行)
しくみ フォルダ配下のテーブルなどの設定を、画面からJSONファイルに書き出し、別の環境で読み込みます データベースに直接アクセスして、サイトの設定を別の環境へ移します。同じサーバーの中、別のサーバーの間のどちらでも移せます
移せるもの テーブルの設定、リンクの構造、アクセス権、データ(含めるかどうかを選べます) サイトの設定。移すときに、サイトID・ユーザーID・組織ID・グループIDを読み替えます。スクリプトやCSSなどのソースコードの取得とアップロードもできます
移せないもの 添付ファイルと画像 レコード、添付ファイル、画像、組織・グループ・ユーザー(これらに紐づくアクセス権は移せます)
使うための条件 「サイトの管理」の権限 Enterprise Editionのライセンス。データベースへの接続が許可されていない環境(Pleasanter.netなど)と、データベースがMySQLの環境では使えません

サイトパッケージで気をつけること

  1. インポートは、新しいサイトを作ります。既存のサイトに上書きすることはできません
  2. インポートすると、サイトIDが変わります。リンク先の情報などは自動で変換されますが、スクリプトにサイトIDやレコードIDを書いている場合は、正しく動かなくなることがあります
  3. 書き出す最上位のフォルダがアクセス権を継承していると、インポート先でアクセスできない状態になります。アクセス権を継承していないフォルダから書き出してください
  4. 別のプリザンターから読み込む場合、レコードに入っている組織・グループ・ユーザーの情報は、読み込み先のIDに変換されません

マニュアル:サイトパッケージ
マニュアル:サイトパッケージのエクスポート
マニュアル:サイトパッケージのインポート
マニュアル:Development Tools 機能概要
マニュアル:Development Tools サイト設定の移行

スクリプトを、エディタから登録する:Code Assist

Enterprise Editionに含まれるCode Assistは、Visual Studio Codeの拡張機能です。スクリプト・サーバスクリプト・スタイル・HTMLを、Visual Studio Codeで保存すると同時に、指定したサイトへ登録・更新できます。プリザンター 1.4.13.0 以降で動きます。

マニュアル:Code Assist 機能概要

7. 運用を見える化する

全社で使うと、サイトの数も、アクセス権の設定も増えます。Enterprise Editionに含まれるツールで、使われ方と、作りを確かめられます。

使われ方を見える化する:Operations Tools

運用支援ツールのOperations Toolsでは、利用状況、性能の状況、アクセス権を、一覧で確かめられます。

知りたいこと Operations Toolsの画面 確かめられること
どれだけ使われているか 運用レポート、利用状況詳細 全体の利用状況、月別・日別の利用状況、ログイン・メール送信・APIリクエストの履歴
遅くなっていないか 運用レポート(性能状況) 性能の状況を、日別と時間別(15分単位)で確かめられます
誰に権限が付いているか アクセス権一覧 サイトのアクセス制御の設定を一覧で表示します。サイト・組織・グループ・ユーザーで絞り込めます
使われていないサイトはどれか サイト情報一覧 サイトごとのレコード数などと、「利用されていない可能性」を表示します。サイトの管理者へ、削除を依頼するメールを送れます
容量が増えすぎていないか 監視アラート データベース・システムテーブル・サイトの使用量に、アラートの上限値を設定できます

Operations Toolsを使い始める前に

  1. Operations Toolsは、プリザンター 1.5.0.0 以降で動きます
  2. Pleasanter.netの環境と、データベースがMySQLの環境では使えません
  3. システムログの拡張機能を使っていない場合は、API関連などの一部の情報を参照できません

マニュアル:Operations Tools 機能概要

作りを見える化する:Site Visualizer

Site Visualizerは、Chrome・Edgeの拡張機能です。プリザンターの設定の画面では、詳しい設定を確かめるたびにダイアログを開きますが、Site Visualizerでは、設定を一覧で確かめられます。作った人が替わったあとに、作りを確かめるときにも使えます。

  1. サイト設定表示:指定したサイトの設定を表示します(プリザンター 1.4.19.0 以降)
  2. ER図表示:指定したサイトのER図を表示します。テーブルのつながりを確かめられます(プリザンター 1.4.21.0 以降)
  3. プロセス図表示:指定したサイトのプロセスの流れを、図で表示します(プリザンター 1.5.4.0 以降)
  4. Enterprise Editionの環境で使えます。Pleasanter.netの環境では使えません

マニュアル:Site Visualizer 機能概要
マニュアル:Site Visualizer ER図表示
マニュアル:Site Visualizer プロセス図表示

8. 利用人数とプラン

Community Editionは、利用者の人数や期間の制限なく無料で使えます。開発元のサポートやEnterprise Editionを使う場合は、有償の年間サポートサービスを契約します。

どこまで無料で、どこから有償か

このページで取り上げたものを、エディションごとに並べました。権限の設計、認証の連携、サイトパッケージは、無料のCommunity Editionで使えます。

全社展開で使うもの Community Edition(無料) Enterprise Edition(年間サポート) 備考
サイト・レコード・項目のアクセス制御 使えます 使えます 3. 権限の設計
認証の連携(Active Directory・LDAP・SAML) 使えます 使えます 4. 認証の連携
サイトパッケージ 使えます 使えます 6. 検証環境から本番環境へ
項目の数 分類・数値・日付・説明・チェック・添付ファイルの6種類の項目が、合計156項目まで 合計で最大900項目まで増やせます(MySQLは最大256項目) マニュアル:項目数を増やす手順
ライセンス AGPL 商用ライセンス 取引先や関連会社など社外の人にも使ってもらう場合は、商用ライセンスにより、独自のスクリプトや連携プログラムを非公開のまま運用できます
開発元の技術サポート ありません サポートエンジニアに質問できます 9. 全社展開の進め方
ツール(Code Assist・Site Visualizer・Operations Tools・Development Tools) 使えません すべてのプランで使えます Code Assist・Site Visualizer・Operations Toolsは、契約の前に、Community Editionの環境で90日間のトライアルができます
マニュアル:Pleasanter Extensionsトライアル
SCIM機能 使えません 契約プランによって使えます 4. 認証の連携
大規模運用サポート機能 使えません 契約プランによって、使える機能が違います マニュアル:大規模運用サポート機能
冗長構成QAサポート ありません ビジネス以上のプランで使えます 5. 重くしない設計と、性能

Enterprise Editionで使えるもの

プランと、ユーザー数の区分

年間サポートのプランは6つあります。プランごとのユーザー数の上限は、次のとおりです。金額は、価格表でご確認ください。

プラン ユーザー数 価格表での説明
エントリー 〜200名 部署内での利用など〜200名規模に
ベーシック 〜500名 単一事業部での利用など〜500名規模に
ベーシックプラス 〜1,000名 特定業務の全社展開など〜1,000名規模に
ビジネス 〜3,000名 複数部門での共用など〜3,000名規模に
ビジネスプラス 〜10,000名 全社基盤の初期展開など〜10,000名規模に
アンリミテッド 無制限 グループ共通基盤など10,000名以上に

ユーザー数の数え方

  1. 年間サポートのプランは、利用者1人ごとの料金ではありません。ユーザー数の上限とシステム数でプランが決まります
  2. ユーザー数は、プリザンターに登録された有効な(無効でない)ユーザーの総数です。システム数は、プリザンターをインストールした環境の数です
  3. Enterprise Editionでは、契約したプランに応じてユーザー登録数の上限が設定され、上限を超えてユーザーを登録することはできません
  4. 異動や退職で使わなくなったユーザーは、削除しなくても「無効」にすれば数に入りません
  5. グループ会社など契約した法人以外のユーザーも、登録されていれば数に入ります
  6. 冗長構成QAサポートは、ビジネス以上のプランで使えます

全社で使う人数に合うプランは、公開の価格表でご確認ください。

9. 全社展開の進め方

進め方は、4つから選べます。組み合わせることもできます。

自分たちで進める

ユーザマニュアルの手順に沿って進めます。このページの各節から、該当するページへ進めます。作る人を増やすときは、アプリを作りながら基本を学べるハンズオン資料と、公式トレーニングがあります。

ユーザマニュアル
はじめてのアプリ作成ガイド
公式トレーニング

年間サポートで尋ねながら進める

年間サポートでは、プリザンターの開発元のサポートエンジニアに質問できます。設定のしかた、エラーが出たときの対応、やりたいことが実現できるかどうかなどを聞けます。権限の設定や認証の連携で分からないことがあれば、サポートに尋ねることもできます。要件定義や設計のレビュー、性能の改善などをまとめて頼みたい場合は、次の技術支援サービスで対応しています。

年間サポートで聞けること(相談の例と対応の一覧)

技術支援サービスに頼む

全社展開の進め方や設計のレビューから頼みたい場合は、個別の有償サービスの技術支援サービスがあります。プリザンターの開発元が対応します。

  1. 全社展開・DX推進支援:小規模な部門での利用から全社共通の基盤へ広げるときの、展開のロードマップ、標準化のルールの策定、運用体制づくりを支援します
  2. テクニカルコンサルティング(設計レビュー):テーブル設計、アクセス権限、スクリプトの構成、外部システムとの連携方式をレビューします
  3. パフォーマンス調査:データ件数が増えて動作が遅くなった環境の、原因の特定と改善を支援します

技術支援サービス

認定パートナーと進める

導入の支援や構築を任せたい場合は、認定パートナーを探せます。認定パートナーは、導入の支援やカスタマイズ、運用の改善を支援しています。構築を担当した認定パートナーがいる場合は、まずそのパートナーにご相談ください。

認定パートナーを探す

プリザンターをお客様に提案する、システム開発会社・ソフトウェア会社の方には、認定パートナー制度があります。
認定パートナー制度のご紹介

全社で使うときのよくある質問

部署ごとに、見えるサイトを分けられますか?

はい。フォルダにアクセス権を設定すると、配下のテーブルなどにアクセス権を継承できます。アクセス権は、組織・グループ・ユーザーの単位で付けられます。「読取り」の権限がないフォルダは、表示されません。
マニュアル:サイトのアクセス制御

Active Directoryのセキュリティグループを、プリザンターのグループとして使えますか?

はい。Active Directoryのセキュリティグループを、グループ名・所属する子グループ・所属ユーザーとともに、プリザンターのグループとして取り込めます。プリザンターをWindows環境に構築していることが条件で、Linux環境では使えません。取り込んだグループは、プリザンターの側で編集しないでください。
マニュアル:プリザンターとActive Directoryを連携する

レコードは何件まで登録できますか?

システム上の制限はありません。最大値の目安は、マニュアルにあります。性能は、アクセス制御やリンクの設定、項目数、同時アクセス数など複合的な要因で変わるため、事前の検証が必須とされています。
マニュアル:サイトの作成数や登録レコード件数の最大値は?

検証環境で作ったサイトを、本番環境の既存のサイトに上書きできますか?

サイトパッケージのインポートは新しいサイトを作るもので、既存のサイトに上書きすることはできません。Enterprise EditionのDevelopment Toolsには、開発環境から本番環境へサイトの設定を移す機能があります。
マニュアル:サイトパッケージのインポート
マニュアル:Development Tools サイト設定の移行

異動や退職で使わなくなったユーザーは、ユーザー数に入りますか?

ユーザーの設定で「無効」にすれば、数に入りません。年間サポートのユーザー数は、プリザンターに登録された有効なユーザーの総数で数えます。
年間サポートサービスの価格表・よくある質問
マニュアル:ユーザの新規作成・編集