テーブルの管理:通知
## 概要
期限付きテーブルなどでレコードの新規作成や更新、削除などの操作を行った際に、メールまたはTeamsやSlack、Chatworkなどのコミュニケーションツールに自動通知する機能です。[ビュー](/manual/table-record-view)と組み合わせることで、通知の条件を指定することができます。
## 対応バージョン
#### 通知タイミング:作成後/更新後/削除後
1. プリザンター 1.2.26.0 以降
1. プリザンター .NET Framweork版 0.50.289.0 以降
#### 通知タイミング:コピー後/一括更新後/一括削除後
1. プリザンター 1.3.2.0 以降
1. プリザンター .NET Framweork版 0.51.2.0 以降
#### 通知タイミング:インポート後
1. プリザンター 1.3.3.0 以降
1. プリザンター .NET Framweork版 0.51.3.0 以降
## 制限事項
1. 一括更新による通知の場合、固定のメールアドレスにのみ通知可能です。[RelatedUsers]や[担当者]などは使用できません。
1. Pleasanter.netのフリープランではご利用頂けません。
## 設定画面

該当のテーブルを開いた状態で右上の「管理」から「[テーブルの管理](/manual/table-management)」をクリックしてください。
※サイトの管理権限が無いユーザには表示されません。

### 詳細項目
|項目名|説明|設定方法|
|:---|:---|:---|
|ID|通知の管理ID|編集不可|
|通知種別|通知の種別を指定|メール、Slack、ChatWork、LINE、LINEグループ、Teams、Rocket.Chat、InCircleから選択|
|プレフィックス|通知のタイトルに記載する文言|任意の文言を入力|
|アドレス|通知先を指定|任意のメールアドレス、WebHook、roomIDのURL、またはLINEのUserID、GroupIDを入力|
|トークン※1|chatworkのトークンまたは、LINEボットアカウントのアクセストークンを指定|取得したchatworkのトークンまたはLINEボットアカウントのアクセストークンを入力|
|カスタムデザインを使用|カスタムデザインの使用を指定|カスタムデザインを使用する場合はチェックON|
|書式※2|通知の本文に出力する書式|本マニュアルで後述|
|変更前の条件※3|変更前の条件として指定するビューを指定|任意のビューを指定|
|論理式※3|変更前後の条件を指定|And、Orから選択|
|変更後の条件※3|変更後の条件として指定するビューを指定|任意のビューを指定|
|通知タイミング|通知タイミングを指定|本マニュアルで後述|
|変更を監視する項目|レコードの更新が発生した場合に変更を監視する項目を指定|任意の項目を有効化/無効化|
※1.ChatWork、LINE、LINEグループ、InCircleを指定した場合に表示されます。
※2.「カスタムデザインを使用する」がチェックONの場合に表示されます。
※3.ビューを設定している場合に表示されます。
## 通知種別を指定する
通知種別を指定します。以下の通知種別のうち、「[パラメータ設定:Notification.json](/manual/notification-json)」で有効化したものを選択できます。
|通知種別|説明|
|:--|:--|
|メール|[プリザンターからメールを送信できるように設定する](/manual/smtp-mail)|
|Slack|[Slackに通知できるように設定する](/manual/slack)|
|ChatWork|[Chatworkに通知できるように設定する](/manual/chatwork)|
|LINE|[LINEに通知できるように設定する(個々のユーザーに対して通知を行う場合)](/manual/line)|
|LINEグループ|[LINEに通知できるように設定する(LINEグループに対して通知を行う場合)](/manual/line)|
|Teams|[Microsoft Teamsに通知できるように設定する](/manual/teams)|
|Rocket.Chat|[Rocket.Chatに通知できるように設定する](/manual/rocketchat)|
|InCircle|[InCircleに通知できるように設定する](/manual/incircle)|
※メールで通知する場合はメール送信の設定が必要です。
## 通知のタイミングを指定する
通知するタイミングを指定します。設定画面にあるチェックボックスをそれぞれオンにしたタイミングで通知されます。
|通知タイミング|説明|通知件名の例|
|---|---|---|
|作成後|編集画面でレコードを新規作成後に通知されます。|" [タイトル] " を作成しました。|
|更新後|編集画面でレコードを更新後に通知されます。|" [タイトル] " を更新しました。|
|削除後|編集画面でレコードを削除後に通知されます。|" [タイトル] " を削除しました。|
|コピー後|編集画面でレコードをコピー後に通知されます。|" [タイトル] " を作成しました。|
|一括更新後|一覧画面でレコードを一括更新後に通知されます。|[テーブル名]: ○ 件 一括更新しました。|
|一括削除後|一覧画面でレコードを一括削除後に通知されます。|[テーブル名]: ○ 件 一括削除しました。|
|インポート後|一覧画面でレコードをインポート後に通知されます。|[テーブル名]: ○ 件追加し、○ 件更新しました。|
|無効|対象の通知設定が無効化され、通知は行われません。|-|
## メール通知の宛先を動的に設定する
メール通知の宛先は特定のメールアドレスだけではなく、担当者や管理者などのほか、任意の項目で指定されたメールアドレスを宛先にすることができます。
## 宛先に指定できる対象
|対象|挙動|
|---|---|
|固定のメールアドレス(example@example.com)|対象レコードの全てが指定した固定アドレスに送信されます。複数の固定アドレスを指定した場合には、全ての固定アドレスをTOとして送信します|
|担当者、管理者|対象レコードの担当者、管理者に指定されたユーザのメールアドレスに送信します|
|タイトル、内容、分類、説明|対象レコードのタイトル、内容、分類、説明に記載されたメールアドレスすべてに送信します。メールアドレスはカンマ区切りまたは改行区切りで指定することができます|
### レコードの関係者宛にメールを通知する設定
通知種別でメールを選択し、アドレスに[RelatedUsers]と入力します。この設定を行うと、レコードの作成者、更新者、管理者、担当者のいずれかに該当するユーザのメールアドレスに通知が行われます。対象者のチェックはレコードの更新履歴も含みます。対象者にメールアドレスが設定されていない場合には、通知は行われません。
### 設定例と送信結果
リマインダーの宛先を下記のように設定した場合、下表に示すレコードの内容に合わせた宛先に動的にメールが送信されます。
### 設定例
以下のように設定した場合、example@example.com宛には固定で通知が送られ、加えてレコードごとに登録された担当者、および内容にメールアドレスが記載されている場合は、そちらのアドレスにも通知メールが送信されます。
```example@example.com, [担当者], [内容]```


## カスタムデザインを使用する

上記のような書式を設定すると、以下のように通知されます。
```
以下の情報が更新されました!
http://servername/items/999/edit
★タイトル ☆ ネットワーク要件を確認する ◆ ネットワーク要件と機器を確認する
コメント : 要件定義書の作成、完了しました。成果物は所定のフォルダに格納済です。
山口太郎< taro@yamaguchi123.co.jp >
```
---
### 書式に指定できるプレースホルダ
書式内に下表のプレースホルダを記述すると、動的に文字列が置換されメール本文に記載されます。
|プレースホルダ|置換文字列|
|----|----|
|{Url}|レコードのURLに置換されます|
|{LoginId}|操作したユーザのログインIDに置換されます|
|{UserName}|操作したユーザの名前に置換されます|
|{MailAddress}|操作したユーザのメールアドレスに置換されます|
---
### 書式に指定できる項目
書式には項目を任意に指定することができます。項目は下記の例のように記述します。
Name属性は必須ですが他の属性は省略可能です。
大文字小文字は識別されますので正しく記述してください。
項目の記述は改行を含めることができません。
例:
{"Name":"[作業工程]","Prefix":"■","Delimiter":" : ","Allow":" => ","Always":true}
|変更がある場合の出力結果|変更が無い場合の出力結果|
|:--:|:--:|
|■作業工程 : 設計 => 開発|■作業工程 : 設計|
|属性名|挙動|
|----|----|
|Name|出力したい項目の表示名を[表示名]と記述します|
|Prefix|出力する項目の先頭にプレフィックスを付与することができます。既定値は空文字列です|
|Delimiter|項目の表示名の後に表示する区切り文字です。既定値は“ : ”です|
|Allow|更新した際に古い値と新しい値の間に表示する区切り文字です。既定値は“ => ”です|
|Always|変更が無い場合でも出力する場合はtrueにします。既定値はfalseです|