FAQ:ロードバランサのバックエンドにプリザンターを導入したサーバが複数台ある環境で添付ファイルを正常にアップロード、登録することができない
## 回答
[BinaryStorage.json](/en/manual/binary-storage-json)のTemporaryBinaryStorageProviderに"Rds"を指定してください
---
## 概要
### BinaryStorage.jsonのTemporaryBinaryStorageProviderに 既定値(null) を指定している場合
下図のようにロードバランサ(LB)のバックエンドにプリザンターを導入したサーバが複数台(WEB#1,WEB#2)ある環境で、[添付ファイル項目](/ja/manual/table-management-attachments)にファイルをアップロードしようとすると、ロードバランサによってリクエストが振り分けられるため、正常にアップロードや登録ができないケースがあります。
![image](https://pleasanter.org/binaries/ed501215fb8b464fb222f3f34100c9a1)
TemporaryBinaryStorageProviderを null を指定している場合、WEBサーバの一時フォルダ(App_Data/Temp)に、アップロードしたファイルが保存され、後続の処理(作成や更新)を行うタイミングで、その一時フォルダ配下にある対象ファイルを読み込んで、そのバイナリデータをデータベース(Implem.Pleasanter)のBinariesテーブルへ登録します。
そのため、ロードバランサによって、アップロードのリクエストを受け取るWEBサーバと、後続処理のリクエストを受け取るWEBサーバが異なるケースや、分割して送られたデータ(サイズが大きいファイルは分割する)を片方のWEBサーバで全て受け取れないケースのような状況になると、正常にアップロードや登録ができません。
### BinaryStorage.jsonのTemporaryBinaryStorageProviderに "Rds" を指定している場合
上記の回答に記載の通り、emporaryBinaryStorageProviderに "Rds" を指定することで、下図の赤線ようにデータベース(Implem.Pleasanter)へデータを直接登録することができるようになります。
![image](https://pleasanter.org/binaries/09840d0f824f43969f0c2439b4477b7b)
Binariesテーブルに登録するレコードのBinaryTypeカラムは、アップロードした時点では "Temporary" で、後続処理を行ったタイミングでは "Attachments" となります。
## 設定手順
下記手順は上図のようにプリザンターを導入するサーバが2台(WEB#1,2)あることを前提としています。
1. WEB#1にログインします。
2. App_Data/Parameters/BinaryStorage.jsonを開きます。
3. ファイル内の各パラメータを以下のように設定して保存します。パラメータの詳細につきましては、 [パラメータ設定:BinaryStorage.json](/manual/binary-storage-json) をご参照ください。
- ・Provider:"Rds"
- ・UseStorageSelect:false
- ・TemporaryBinaryStorageProvider:"Rds"
4. プリザンターを再起動します。
5. WEB#2も同様に手順1~4を実施します。
## 関連情報
<div id="ManualList"><ul><li><a href="/en/manual/binary-storage-json">Set Parameter: BinaryStorage.json</a><span>08.13.2024 up</span></li></ul></article>
<ul><li><a href="/en/manual/table-management-attachments">Table Management: Item: Attachment</a><span>08.13.2024 up</span></li></ul></article></div><input id="SearchTextHidden" type="hidden" value="" />